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【福岡市】野菜生産者の顔が見える!飲食店との地産地消コラボメニュー

  • 2025.2.22

こんにちは!リビングふくおか・北九州Web地域特派員のマイメッコです。 突然ですが、皆さんは福岡市産の野菜をどのくらい食べていますか。“福岡市産”という言葉にピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。

福岡市では今、市内産農産物の消費拡大のための取り組みを行っています。福岡市内の飲食店で、市内の野菜生産者とのコラボした限定メニューが提供されるので、その記者発表が福岡市東区のベジタブルスタジアムにて行われました!

出典:リビングふくおか・北九州Web

福岡市産の農産物をご紹介

生産者と飲食店によるコラボは今回に限らず、過去には元岡トマトや博多ブロッコリーを使ったメニューなどが発表されました。そして、今回コラボする福岡市産野菜はこちら!

出典:リビングふくおか・北九州Web

「博多かぶ」「博多しゅんぎく」「和白ねぎ」「元岡トマト」の4種類です。それぞれの野菜生産者の皆さんが、育てる環境や特徴を教えてくれました。

博多かぶ:西区金武を中心に生産し、甘味が強いかぶです。寒いこの時期が一番美味しく食べごろ。

博多しゅんぎく:西区・早良区・南区で生産。柔らかく、苦味・えぐみが少なく、生でサラダにも最適。

和白ねぎ:東区和白塩浜地区で生産。冬は格別でトロッとゼリー状の汁が出て甘く、すき焼きなどにもお勧め。

元岡トマト:西区元岡で生産している大玉トマト。水捌けの良い火山礫栽培で、ゼリー部分もぷるんと弾力がある。

出典:リビングふくおか・北九州Web

博多しゅんぎく生産者:明永さん(左)・大和さん(右)

コラボメニュー実施店はこちら!

福岡市が地産地消で消費拡大するために行っている生産者と飲食店などが交流するための「アグリビジネスツアー」に参加し、コラボ商品を提供することが決まったのは「ピエトロレストラン(一部店舗)」「ヒルトップリゾート 福岡」「ビストロマツシマ」です。

ピエトロレストラン

今回ピエトロが活用したのは「博多かぶ」と「元岡トマト」です。 元岡トマトは、以前の記事でもご紹介した「トマトとモッツァレラの糸引きスパゲティ」と「マルゲリータ」がコラボ期間中は人気定番メニューへの採用となり、再登場しました!

そして今回新たに登場した限定メニューは博多かぶを活用したパスタです!

出典:リビングふくおか・北九州Web

みずみずしく、甘みのある「博多かぶ」を主役にした一皿。 「博多かぶと豚バラ肉のかぶみぞれペペロンチーノ」です。かぶのほくほく食感と、すりおろしてみぞれ状に仕上げた旨みがパスタに絡んだ和風ペペロンチーノで、かぶと豚肉の相性も抜群!

「博多かぶのおいしさを伝えるため、かぶをみぞれにして甘みを出したり葉っぱの部分も使用し、かぶを丸ごと食べてもらえるよう工夫しました。」と榮田シェフ。

出典:リビングふくおか・北九州Web

コラボメニューは生産者による試食もあり、博多かぶ生産者の冨永さん(写真:真ん中)と小石原さん(写真:左)は、「みぞれにすることでさらに甘みが増し、自分たちにはない発想ですごく美味しいパスタになっている。これを消費者の方に知っていただけたら。」と笑顔がこぼれました。

ヒルトップリゾート 福岡

ヒルトップリゾート 福岡からはイタリアンのヒルトップダイニングと、和食の鮨・日本料理「暦」よりコラボメニューが提供されます。まずはヒルトップダイニングの限定パスタから。

出典:リビングふくおか・北九州Web

「博多しゅんぎくと眠り猪のパスタ」です。春菊の茎まで異様したふわっとしたエスプーマ(スペイン語で「泡」)は、とてもクリーミーでまろやか、パスタとよく絡みます。猪肉はクセが強そうなイメージでしたが、クセも食べにくさもなく、旨みの濃いお肉で驚きました!さっぱりした博多しゅんぎくと深い味わいの猪肉が互いを引き立てていましたよ。

出典:リビングふくおか・北九州Web

こちらは、「イル・オルトラーナ」(福岡市内産野菜一部使用)です。 オルトラーナはイタリア語で「菜園風」を意味し、野菜をふんだんに使用した料理などを指します。まさにその通りで菜園風に仕上がったサラダは、土に見立てたオリジナルのドライドレッシングが特徴です。ドライドレッシングはしっかり味が濃く、野菜の味が引き立ちます。思わず“追いドレッシング”をしたくなるほどの旨みでした。 写真は試食用ですが、お店ではもっと大きく畑に見立てた盛り付けとなっており、収穫風な気分を味わえそうですよ♪

鮨・日本料理「暦」

鮨・日本料理「暦」では、「和白ねぎ」「博多しゅんぎく」「博多かぶ」などを、会席コースの一品として使用します。

出典:リビングふくおか・北九州Web

今回は「和白ねぎと寒鰆の炙り」です。 「和白ねぎ一本を何種類かの味に分けたい」とのことで、ねぎの白い部分は鰹出汁の餡と合わせペースト状にし、青い部分は細かく刻み特製ネギ醤油、さらに素揚げした和白ねぎをトッピングして、香ばしさとアクセントが加わるよう仕上げたそうです。白いペースト部分は特に甘く、同じねぎ一本でも様々な味わいが感じられる上品な一品でした。

ビストロマツシマ

ビストロマツシマでは、夜限定として今回の4種野菜全てを使用した「博多冬野菜のグリルと真鯛のアクアパッツァ〆はリゾットで」を販売。

出典:リビングふくおか・北九州Web

店頭ではモロッコの伝統的なタジン鍋で出てくるアクアパッツァ。香り立ちもよく、熱々で提供できるそうです。 「美味しい野菜をシンプルにグリルで焼くことにより、野菜の香りや甘みを活かして魚介の旨みと一緒に食べてほしい」とオーナーシェフの宗さん。

出典:リビングふくおか・北九州Web

「とても新鮮で美味しく、基本的に和風で食べていた野菜がこのように洋風に使ってもらえるのも良いいなと思った。消費拡大にもつながると嬉しい。」と生産者からも期待を寄せられました。

福岡の食へ更なる期待を!

福岡は魚介も新鮮でご飯が美味しいと常々思っていましたが、“福岡市内で”こんなにも多くの野菜が生産されていることを知りませんでした。他にも「福岡市内での農産物」として知らないものがあるかもしれません。福岡の底知れぬ食の魅力への期待が高まります!

寒いこの時期だからこそ食べごろを迎えている福岡市産の食材たち。生産者と飲食店の想いがこもった身も心も温かくなる料理、ぜひ食べてみてくださいね。

ピエトロレストラン

提供店舗 ピエトロ本店 セントラーレ:福岡市中央区天神3−4−5 ピエトロビル1F

洋麺屋ピエトロ ソラリア店:福岡市中央区天神2−2−43 ソラリアプラザビル6F

ピエトロ キャナルシティ店:福岡市博多区住吉1−2−1 キャナルシティ博多B1F

ピエトロ 長尾店:福岡市城南区長尾3−1−5

ピエトロ 次郎丸店:福岡市早良区次郎丸4−3−21

提供期間:令和7年2月3日(月)〜令和7年2月28日(金)

ヒルトップリゾート 福岡

住所:福岡市中央区輝国1−1−33

店舗:5F ヒルトップダイニング(イタリアン)、4F 鮨・日本料理「暦」(和食)

期間:令和7年2月1日(土)〜令和7年3月31日(月)

※ヒルトップダイニングでの提供はランチタイムのみ、セミビュッフェスタイル

※鮨・日本料理「暦」は会席の一品に使用。コースによって内容が異なります。

ビストロマツシマ

場所:福岡市博多区南本町1−4−12

期間:令和7年2月6日(木)〜令和7年2月28日(金)

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