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軍手、ゴム手袋…防災の手袋、何を準備したらいい?

  • 2025.2.11
防災ニッポン

軍手、ゴム手袋…防災の手袋、何を準備したらいい?

軍手といえば防災グッズの定番アイテムです。今までなんとなく100均で買っていましたが、本当にそれで充分な備えになるでしょうか。

軍手以外にも、ゴム手袋や調理用の使い捨て手袋、防寒用の手袋など、災害時に活躍する手袋にはさまざまな種類があります。

実際に使うシーンを想定して、どんな手袋が必要になるか考えてみました。

災害後の片付けに! 軍手

軍手が活躍するのは、主に災害後の片付けのタイミングです。
100均で購入した3双110円(税込)の軍手を着けてみました。

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編み目が荒くて、目の隙間から肌が透けて見えます。

普段の日曜大工や庭仕事での使用は問題ないですが、災害後の清掃やがれきの片付けなどを考えると、少し頼りないなと思いました。鋭利な物が当たれば簡単に刺さってしまいそうです。

そこでおすすめしたいのは、防刃タイプの軍手です。

amazonで1双849円(税込、購入時価格)で購入しました。同じ製品ではないですが、100均で1枚(片手分)110円で販売されているのも見かけました。

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先ほど見た100均の軍手より厚みがあり、編み目が細かく、隙間から肌が覗くことはありません。
ガラスの破片や折れた木材、釘など鋭利で危険なものを扱う災害後の片付け。刃物を貫通させにくい防刃軍手があると、頼りになりそうです。

また、手のひら側にラバー加工がされている軍手もよく見かけます。

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加工のおかげでしっかりグリップが効き、手に持ったハンマーやのこぎりなどの工具も滑らずしっかり握れて、作業に適しています。
一般的な軍手に比べて、手のひらに鋭利な物が刺さる危険性も下がりそうです。

避難時の寒さ対策に! 防寒手袋

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冬の災害時には防寒用の手袋が必須です。避難時にすぐ着用して外に出られるように、非常用持ち出し袋と一緒に準備しておくと良いでしょう。買い替えのタイミングがあれば、古いものを防災用にまわしても良いですね。

軍手を防寒用にしても良いかも、と思って一度試してみましたが、やはりウールなどの保温性が高い素材のほうが断然暖かかったです。

水仕事の際に! ゴム手袋

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被災時には、普段より衣類や食器を手洗いする場面が増えるかもしれません。水仕事をする際は、ゴム手袋を着用するのがおすすめです。

被災時に保湿剤や治療薬の入手は難しいため、いちど手荒れをしてしまうと大きなストレスになってしまいます。

普段手荒れしやすい人はもちろん、そうではない人も水仕事が続くと手荒れする可能性があるため、ゴム手袋の用意をおすすめします。あわせて保湿剤の準備もしておくと良いですね。

けがの手当てや調理時に! 使い捨て手袋

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けがの手当てや調理の際に、水とせっけんで手を洗えたら良いですが、災害時の状況によっては難しいかもしれません。

そんなときは、清潔な使い捨て手袋を利用すると良いでしょう。

しっかり手にフィットするタイプのニトリル手袋と、ゆとりがあるビニール手袋があります。手にフィットするタイプは作業性が高く、ゆとりがあるタイプは着脱が簡単です。

それぞれS・M・Lなどサイズがあるので、自分や家族の手に合ったサイズを用意しましょう。

子どもサイズも用意しよう

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上の写真は左から子ども用、婦人用、紳士用の軍手です。並べてみるとかなり大きさが違うことがわかります。家族それぞれのサイズに合わせて準備しておきましょう。

特にサイズの変わりやすい子ども用は注意しましょう。ゴム手袋や防刃手袋で子ども用はあまり見かけませんが、子ども用の普通の軍手は100均でも購入することができます。

用途に合った手袋を用意しよう!

災害後の片付けには手を保護してくれる軍手、水仕事にはゴム手袋など、シーンごとに必要な手袋の種類は様々です。

用途に合ったものを着用できないと、けがをしたり手荒れしたりといったトラブルが起きてしまうかもしれません。災害時はストレスをなるべく小さくしたいですから、トラブルを避けるためにもしっかり準備をしておきたいですね。

<執筆者プロフィル>
シマサキアヤ
フリーランスライター

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