子どもが小さいころに、スーパーで買い物をしていたときのことです。子どもに家庭の恥ずかしい事情を大きな声でバラされてしまう事件が起こったのです――。周囲の人に見られたり笑われたりして、私は穴があったら入りたいという気分になったのでした……。
スーパーで子どもが放った言葉
息子が小さいころの話です。夫が飲み会に行く日は、晩ごはんは白米と納豆、お味噌汁くらいで済ませることがよくありました。
ある日、スーパーへ買い物に行った際に、息子から「今日パパは早く帰って来る?」と聞かれたため、「飲み会だから遅くなるんじゃないかな」と答えました。
すると、息子が大きな声で「じゃあ、またご飯と納豆とお味噌汁だけの晩ごはん?」とちょっとイヤそうに聞いてきたのです。周りにいた方たちの視線を感じたり、笑われてしまったりして、思わず赤面してしまいました。
味噌汁にはさまざまな具を入れて栄養面は気にしてはいたものの、そんなことを言うわけにもいかず、穴があったら入りたいという気持ちでした。
また、夫がいないと私が料理を作らないと息子に思わせてしまったことを反省。そして息子が納豆は飽きているという本音も知ることになった私は、この日は結局、息子にリクエストを聞いて、ハンバーグを作ることに。
これ以降、「子どもと2人だから納豆でいいや」などという考えはやめるようになった私。たとえ夫がいない日でも、きちんと食事を作るようになりました。とはいえ、手抜きをしたい日ももちろんあります。カレーを多めに作って次の日は温めるだけにする、市販のハンバーグを温めるだけにするなど、時々違った形でラクをする工夫をしています。
著者:相田友梨/30代女性/専業主婦。映画鑑賞が大好き。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)
ベビーカレンダー編集部