オレ理論がしんどい[7]塾に行きたいと自発的に言った子ども達
「いったん部屋にテレビはなし」と伝えると、いつもと違う様子に驚いたのか素直にうなずく子ども達。すると横から「あ!でもオレが勉強教えてやるよ!」とショウヘイが言い出すも、「・・それはイヤ」と即答するヒロキに、「どうして!?」と愕然。「だって・・父さん、『どうしてできないんだ』『オレはできる』ばっかり言うし・・」とうんざりした様子で答えるヒロキ。さらに、「パパはできたかもしれないけど私はパパじゃないし・・私もパパに教わるのイヤ・・」とカナデにまで言われて「ぐっ・・」と言葉に詰まるショウヘイ。
「じゃ、ママは?ママだといい?」とたずねると、「母さんは中学生の問題わからないじゃん」とヒロキに言われ、「まぁ、そうね・・」と納得していると、「僕・・塾に行きたい!!」と突然ヒロキが言い出しました。
ヒロキの言葉に驚いて「え?行く?行ってみる!?」とたずねると、「うん。このままだと本当に勉強についていけなくなりそうだから」と言うヒロキ。すると、「お兄ちゃんが行くなら私も行きたい!!」とカナデまで言い出したのでした。
「だって、私の周りみんな塾に行ってるし・・」カナデの言葉に「・・そうなのね」と答えながら、「そっか・・勉強は中学生からでも良いかなって思ってたけど・・」と心の中で呟いた後、「じゃ、塾を探してもいいよね?」子ども達にそう言うと、二人揃って頷きました。
すると、これまで子ども達とのやりとりを聞いていたショウヘイが、「オレは最初から二人にやる気があるならそれでいいって言ってんじゃん!!」とまた「オレ」の話。すかさず、「これから相談する時は『オレ理論』は出さないようにしてね?」と念押しすると、私たちの冷たい視線を感じたのか「・・・わかったよ・・」と不本意ながらも認めたのでした。
これからどうなるか分かりませんが、様子を見ていきたいと思いました。
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。