【福岡市美術館】感涙！何気ない日常が特別なものに！「トムとジェリー展」

2025.2.22

みなさん、こんにちは！リビングふくおか・北九州Web 地域特派員、乗り鉄まどみちゃんです。今年もどうぞよろしくお願いいたします！

今回訪れたのは、福岡市美術館で２０２５年１月２５日（土）〜３月２０日（木・祝）開催中の「誕生85周年記念トムとジェリー展君が笑うと、僕も笑っちゃう」！子どもから大人まで世代を超えて愛され続けているこの作品は、今年なんと８５周年を迎えるのだそう！

今もなお世界中のみんなを笑顔にしてやまない、ネコのトムとネズミのジェリーの何気ない毎日。ただケンカしているわけじゃない！そこには「日常を笑いに変えるヒント」がたくさん隠れているとのことで…

今年は、今年こそは、充実した心満たされる毎日が送りたい！！と願っているワタクシにドンピシャのこのイベント！新しい年のスタートに、ふたりから学べることがたくさんありそうです！ワクワク！！

ズラリとならぶ圧巻の作品たち

出迎えてくれたのは、８５年の歴史を紡いできた代表作の数々！あ～これこれ！と、どれも見おぼえのあるクスッと笑える名場面ばかりで、はやくも懐かしさと感動で胸がいっぱいになります。

１９４０年にウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラによって誕生した「トムとジェリー」は、アカデミー短編アニメ賞®を史上最多の７回も受賞しているのだそう。

アカデミー短編アニメ賞®受賞作品のひとつ

おなじみのこの画面！あのメロディーが聞こえてきそう！はじまるとワクワクしたものです。

トムとジェリーといっしょにイタズラ！？体験型の展覧会！

トムとジェリーをテレビで観ていて、わたしもあの中に入ってみたいなぁ…って思ったことありませんか？トムはパスタローラーでぺちゃんこにされたりロケットランチャーで飛ばされたり、ジェリーはパンにはさまれてサンドイッチにされたり…常にハチャメチャで騒がしいけれど、なんだか楽しそう！

ここは、そんな願いをかなえてくれる体験型展覧会となっていて、ユニークなオブジェやフォトスポットを巡りながらあの世界観にどっぷりと浸かることができる仕かけが満載なんです！

トムとジェリーの日常をいっしょに楽しむことができるんですよ！

たくさんのドアや抜け道を駆使してトムを見はっているジェリー。どんなイタズラをたくらんでいるのかな…

サーフィンボードにされてしまったトムに乗ってジェリーといっしょにサーフィン気分！

ジェリーといっしょにトムに空気を入れちゃえ！イタズラ気分でハイ、チーズ！

ご当地にちなんだこんなサービスフォトスポットも！

あのおっきなチーズの中にもぐり込んでみたいなぁ〜！そんな夢もかなえてくれるフォトスポット。

もちろん、あのキッチンだってあります！今にも大きな足が近づいてきそう…

かわいいグッズたちに目移り必至！

グッズコーナーもお楽しみのひとつです！充実した品ぞろえに思わずキョロキョロしてしまいます。

ご当地オリジナルグッズや展覧会限定グッズもあり、ついお財布のヒモがゆるんじゃうこと間違いナシです！

ここではほんの一部をご紹介！

トムとジェリー８５周年記念展マスコット１セット２，７５０円（税込）

展覧会限定デニムバッグ_ジェリー３，８５０円（税込）

先行発売【FUKUOKA】ご当地トレーディングハニカムフレーム（全３種）９９０円（税込）

「アイツのいない毎日はどこか退屈でつまらない！」

♪トムとジェリー！なかよくけんかしな♫ 正直この意味が、ずっとわかりませんでした。

仲がよかったらふつうはケンカなんてしないけど、トムとジェリーは両者ともいつも容赦ないイタズラで、むしろ捨て身の攻防戦。それのどこが「仲が良い」と言うのか…

だけど、ジェリーはこう言います。「トムって、小心者だしおばかさんだけど、どこか憎めない可愛いヤツ。ダメなところもひっくるめて、今日も遊んでやるか！」と。

そしてトムは、「ジェリーって、いつもずる賢くて迷惑なヤツだけど、実は仲間思い。いたずらは「好き」の裏返し！」だって。

お互いの良いところもダメなところも認めあっているふたり

誰しも完璧ではなく欠点や苦手な部分があって当然のこと。トムとジェリーはお互いにそれを責めたり変えようとせずコイツらしさと受け入れて温かい心で包みこんでいるんですね。

トムとジェリーの知られざる性格についても解説

そして根底には深い信頼や愛情があり、だからこそ本気の遊び、本気のイタズラ、そして本気のぶつかり合いができるのでしょうね。

いっしょに遊んだりイタズラをたのしむ個性あふれる仲間たちの紹介も！

毎日がいとおしいものに…人生観が変わった！

展示の最後は、個性あふれる仲間たちといっしょに過ごしてきたトムとジェリーのかけがえのない日々の場面とともに、このことばで締めくくられていました。「TODAY IS SPECIAL ずっと特別な毎日を。」

どの場面もいとおしい

それらはまさしく、サブタイトル「君が笑うと、僕も笑っちゃう」という、８５年目を迎えた今も変わらない「トムとジェリー」のDNAそのもの。

生活を遊びに変えて、一日を楽しみつくす。

一番ちかくで笑いあえる家族、いっしょにお茶に付き合ってくれる友人、いつも支えてくれる職場の仲間。何気なくいっしょに過ごし何気なく過ぎていく日常は、工夫しだいでいくらでも特別なものにできる。相手のちがいを認め尊重し、遊び心をもって全力で日々を楽しむ。 …日常を笑いに変えるとは、そういうことなのかもしれません。

この展覧会の主催、西日本新聞社の永山司彩さんは、「年齢や性別を問わず、いろんな方に気負わず気軽に来てほしい。また、福岡はインバウンドの方も多く、福岡市美術館は観光ブックにも載っているので、ぜひこちらにも立ち寄ってほしい」と期待をふくらませていらっしゃいました。

新しい年がはじまり、すでに1カ月が過ぎました。慌ただしい毎日を過ごしていると、あっという間に４月がやってきそうです。トムとジェリーから教わったことを胸に、新たな節目を新たな心でスタートさせたいものです。