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世界のロイヤルが所有する、アメシストのジュエリーコレクションを総覧

  • 2025.2.6

エリザベス女王やキャサリン皇太子妃、メアリー王妃にヴィクトリア皇太子まで、2月の誕生石「アメシスト」をまとうロイヤルたちを振り返ります。

Photo 12

【イギリス】アレクサンドラ王妃のティアラ

エドワード7世の妻で、エリザベス女王の曾祖母にあたるアレクサンドラ王妃は、(ダイヤモンドとパールを除けば)他のどの宝石よりもアメシストを愛していたと伝えられています。

義兄であるロシア皇帝アレクサンドル3世から贈られた、ダイヤモンドとアメシストのティアラ(写真)を所有しており、数世代にわたって受け継がれた後、最終的に王妃の曾孫である第3代ファイフ公爵によって売却されてしまいました。

Tim Graham

エリザベス女王のケント・アメシスト

現在英国王室が所有している最古の宝石のひとつとして知られているのが、デミ・パリュールとなっているケント・アメシスト。ヴィクトリア女王の母親、ケント公爵夫人が19世紀前半に製作を依頼し、所有していました。

ネックレスとイヤリング、複数のブローチ、ヘアコームからなるこのデミ・パリュールは、ヴィクトリア女王が受け継いだ際に、王家の家宝として指定したそうです。

写真は、1985年3月にエリザベス女王がネックレスとイヤリング、ブローチを着用したときのもの。

Tim Graham

エリザベス女王がケント・アメシストのデミ・パリュールをフルセットで身につけているところはほとんど見られていません。ですが、パリュールに含まれるブローチだけは何度も着用しています。

1991年5月に米ホワイトハウスを訪問し、ジョージ・ブッシュ大統領と会談をした際にも、パープルの衣装と合わせてコーディネートしました。このアメシストとダイヤモンドのブローチは、取り外し可能な3つのドロップ形のパーツがついているのが特徴です。

Tim Graham

翌1992年2月に即位40周年を記念してノーフォークを訪問したときも、同じブローチを身につけていました。

さらに2013年6月のロイヤルアスコットでも、同じブローチを着用する姿が見られました。このときはドロップ形のパーツを取り外しています。

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