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スノーピーク最新作タープ&シェルター!テント内で快適に過ごせる工夫が天才的すぎた

  • 2025.2.6

スノーピークの新作タープ&シェルターは「二重」がキーワード

ベージュなど淡い色のタープは明るく圧迫感を感じずに過ごせるのがいいところだけれど、夏はとにかく暑い。
かといって遮熱加工を施したタープは内側が黒いものがほとんどで、影は濃くなるけれど熱自体は生地が溜め込んでいる。
明るくて涼しく、幕に熱を溜め込まないタープとして生まれたのが「2レイヤータープ ラーグ Pro.」(19万300円)だ。

使用サイズは700×500cm。
280cmと140cmのポールで持ち上げるので中は広々。ドームテントを入れ込んでも余裕の広さだ。
ガイラインの長さを考慮すると設営には980×750cmほどの広さが必要。10×10mの一般的なキャンプサイトに納まるサイズになっている。

外側はベージュ(近赤外線を吸収する素材を練り込んだ特殊ツイル織生地)、内側にグレーの2枚の幕からなる二重構造で、外側と内側の幕はガイラインで隙間を調整できる。

外側の幕が近赤外線だけでなく可視光線や紫外線を遮蔽し、おまけに隙間があるので熱が拡散され内側の幕も、その下のリビングスペースも強烈な日差しの影響を受けにくいそう。
内側のグレー幕が地面からの照り返しを防ぐよう、大きく地面に落とせる設計なのも気が利いている。
もしかして外側と内側、2枚を別々に使用できるのかとも思ったが、2枚の幕をつなぐガイラインをすべて取り外すのはなかなか大変で現実的ではないそう。

まれにタープを二層にしているキャンパーを見かけるが、それぞれの幕をガイラインで引くのは大変だし、ガイラインやポールを共通にすると幕が密着してしまう。
「2レイヤータープ ラーグ Pro.」は角を短いパイプで繋げることで、物理的に空間を生み出している。ガイラインの数が少なくなり、設営も簡単だ。

こちらは同社「ランドステーション」と組み合わせやすいよう、床にはポールを通す穴を装備した2人用インナーテント「シェルインナー Duo」(3万9820円)。
「2レイヤータープ ラーグ Pro.」のオプションではないが、自立型なので組み合わせれば涼しく眠れそう。

薪ストーブ付属のシェルターも二重構造

「2レイヤータープ ラーグ Pro.」は夏の厳しい暑さに対応する意欲作だが、冬キャンプの寒さを考慮した新作シェルターも登場している。

本体とフライカバーTC、薪ストーブ「MKストーブ」、一酸化炭素チェッカーがセットになった「メラクPro. ストーブプラス」(77万円)だ。

薪ストーブを安全に使える幕として業界を驚かせた「リゲルPro. ストーブプラス」の発表から1年。
新作の「メラクPro. ストーブプラス」も「リゲルPro. ストーブプラス」同様、フルフライカバーを装備する二重構造となっていて火の粉に強く、外気の影響を受けにくい仕様となっている。

「メラクPro. ストーブプラス」の使用サイズは660×450×H210cm(煙突先端までの高さ457cm)。
「リゲルPro. ストーブプラス」は700×450×H225cm(煙突先端までの高さ478cm)なので幅が約40cm短くなっているが、両端がほぼ垂直の壁なので端のほうまで有効利用でき、実用面積に差はないように思える。

うれしいことに価格は「リゲルPro. ストーブプラス」の約半分。
しかも薪ストーブ「MKストーブ」(39万500円)や、断熱性と遮光性を高める専用フライカバーTC(12万6500円)、「一酸化炭素チェッカー」(1万9800円)などシェルター以外のセット品を単独で購入できるのも気が利いている。

「MKストーブ」はIGTフレームにも対応しており、組み込むことでストーブを囲み炎を眺めながらの調理を楽しむことができる。さらに、クッカーガードを装着することで、幕内での煮込み料理や湯沸かしが可能だ。
ちなみに、会場の都合で煙突を短くしているが、実際に燃焼させる場合はすべての煙突を接続するということをお忘れなく。

なお、「メラクPro. ストーブプラス」にはオプションで「シェルインナーDuo」(3万9820円)も用意している。
2人用のインナーなので家族みんなで寝るには狭いが、着替えや授乳スペースとして活用できそうだ。

【問】スノーピーク https://www.snowpeak.co.jp/

■取材・記事/大森弘恵

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