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離婚に踏み切れない妻へ「離婚してもいいんだよ」経験者の言葉が刺さり、妻は涙<モラ夫から脱却>

  • 2025.2.27

桜井カスミさんは専業主婦。夫・アキトさん、幼稚園へ通う娘・モモナちゃんと3人で暮らしています。とてもやさしく紳士的だった夫は、結婚後にモラハラ化。家事も育児も丸投げし、夜には無理やり行為に及び、カスミさんは毎日我慢を強いられる生活を送っていましたが、夫がモモナちゃんにけがをさせたことで限界がきて、家を出ました。

上司の話で「モラハラ」という言葉を聞き、モラハラ当事者の会のカウンセリングを受けた夫は、自らカスミさんの笑顔を奪っていたことに気づき、カスミさんへ話し合いを求める手紙を送りました。

カスミさんは1週間の期限つきで自宅へ。しかし、モモナちゃんの面倒を見る夫の表情は強張り苛立ちを隠し切れておらず、カスミさんは恐怖を感じ、自宅へ戻ったことが無意味だったのではと考え始めます。

モラハラを経験して離婚した知人・ウララさんに相談すると、「自分自身が傷つけられている」という事実を突きつけられました。しかし、専業主婦の自分がひとりでモモナちゃんを育てることに不安を感じています。

モモナちゃんのためになる決断を下したいカスミさんへ、ウララさんがかけた言葉とは……?

理想への期待と現実

カスミさんは「子育てには両親そろっているほうがいい」と考えているよう。そんなカスミさんに、ウララさんは「両親が揃っていることは、そんなにも重要なことじゃない。加害者がいない環境で育てることが大事」と諭します。

「わが子を守るために離婚するのは、決して間違いではないんだよ」

今までさまざまな暴力を受けてきたと認識できたカスミさんは、「私、ちゃんと嫌だった。苦しかった」という感情を初めて受け入れられたのでした。

両親の愛情を一身に受けて育ったカスミさん。

自分が育った家庭を理想としているカスミさんには、離婚して片親になることが大きな障壁となっているよう。

ただ、その理想を叶えるために、自分自身が傷つき、犠牲になるうえでしか成り立たないのであれば、それは「幸せな家庭」ではないでしょう。

モラハラ夫のさまざまな暴力行為に何年も耐え続けてきたカスミさんには、自分が本当に幸せと思えるカタチを見つけてほしいですね。


著者:マンガ家・イラストレーター しろみ

ベビーカレンダー編集部

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