十勝は豚丼王国
帯広市内にはたくさんの豚丼店がある。
草分け的な老舗やフランチャイズ展開している有名店などよりどりみどり。
さてどこで食べようかと悩むであろうツーリストの皆さん。
もっと悩んでいただこう。
帯広市外の周辺町村にもとんでもなく美味しい店があるのだ。
豚丼のかしわ
今日はその中の一つ、音更町の「豚丼のかしわ」をご紹介したい。
帯広駅から車で約15分、外観はいたって普通の食堂といった感じだ。
そしてメニューも「お子様・小・中・大・特大」
シンプルに豚丼のみ。
プラス400円でサラダと小鉢二つをセットにできる。
柔らかい…
「中」をオーダーしたが、ご飯は280グラムとお茶碗2膳分ほどのボリューム。
食べきれるかな、さっきオヤツにアンパン食べちゃった…
さ、着丼だ。
まずおどろくのが、その柔らかさである。
十勝豚丼のガツンと来る甘辛さとともに、脂の旨味とジューシーさが口の中にぶわっと広がる。
しっかりと厚みがあるのに、さくりとかみ切れる。
その柔らかい肉を、ぱっちりと炊かれた白いご飯がバックアップ、うまい…
同行者が「一つ上のサイズにしたらよかった」とポツリ。
体型維持に意識が高く、日頃どんぶり飯などめったに食べない人のタガが外れるほどの豚丼、恐るべし…
あっという間に食べてしまう
とにかくあまりの美味しさに箸が止まらなかったが、ここで一息つこう。
一気にかき込むには惜しすぎる。
さっぱりとしたみそ汁で気を落ち着かせ、漬物をかじる。
ああ、なんたる昼食。
しかもまったく脂っぽくないので、甘い味付けなのに飽きることがない。
それでいて、肉を食べている!というパンチもあるのだから最高だ。
再訪を誓う
こぢんまりとした店内は、昼をかなり回っていたが、ほぼ満席で稼働。
時間帯によっては平日でも行列ができるそうだ。
この美味しさは病みつきになるのだろう、私どものような観光客より、地元のお客さんでいっぱいだった。
完食してもなお「まだ食べたかった」とつぶやく友人。
また必ず来ようと約束し、お会計。
店主さんとスタッフの皆さんに賛辞を述べ店を後にする。
いや、美味しかった。
十勝は食べたいものが多すぎて、胃袋が追い付かない!