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【イガリシノブ】6年ぶりのメイク本のターゲットは小学生!その驚きの理由とは?

  • 2025.2.2

SNSの影響で子どもたちのメイクがかなり本格的に

「我が子やまわりの子どもたちを見ていても思ったのが、子どもたちのメイクが、親のマネをして、単にアイシャドウやリップを塗るレベルではなく、かなり本格的になっているということ。TikTokやYouTubeをはじめとするSNSで流れてくるインフルエンサーのメイク動画をじっくりと見て技を学び、それをリアルにまねて習得する子が増えた印象です。でも、とはいえ、まだ子ども。成長途中の未熟な肌にとってメイクは負担にならないのか。どう向き合うのがいいのか。メイクは気持ちをポジティブにしてくれるとてもいいものだけど、“学校にはしていかない”“メイクを楽しむ時間をつくる”などルールを守ることも大事。そう考えたのが、きっかけでした」

「幼い頃から、ママのメイクに興味津々だったな……」。イガリさんの言葉から、そんな美容好きのルーツに思い当たる人も多いのでは? そのマインドは今も変わらずですが、最近、ちょっと様子が違う……。そんなリアルな実態が、イガリさんの新刊『わたしもまわりも笑顔になる 小学生のメイク本』の発売を記念して行われた「小学生メイク教室」の現場からは見えてきました。

涙袋メイク、シェーディングに興味津々!

今回、表紙をはじめメイクモデルを務めたKOGYARUの「りゅあちゃん」を真似たギャルメイクをしている子や、まぶたにたっぷりとキラキラをのせている子、ファッションとメイクをトータルでコーデイネートしてきた子などが続々来場!

モデルを務めたKOGYARUのりゅあちゃん。

イベントでは、基本のきとして、リップをはみ出さずに塗る方法からスタート。ぷっくりと見せるためのリップの2色使いの方法や、子どもたちが興味津々だけど、難易度が高いと思われている涙袋メイクまでレクチャー。

「大人はもちろん、今は子どもたちにとって、涙袋メイクは絶対!ハイレベルなテクではあるけれど、目元が魅力的に見えるから、興味があるならぜひ挑戦してほしい。もちろん、まだチャレンジしていない大人の方も!」とはイガリさん。

1回目の『基本のリップ+涙袋メイク』に加えて、『基本のリップ+チーク&ハイライト』『基本のリップ+アイシャドウ』のテーマの回もあり、全3回実施。「アイシャドウは基本、ガイコツの目の穴の中だけに塗るといいよ」などイガリさんがキャッチーな言葉を交え、ときには大きな身振り手振りでわかりやすく教えてくれるから、子どもたちも積極的にアイテムを手に取って、どんどんマスター。真剣に鏡を見てメイクをして、完成したら付き添いできた保護者の方やイガリさんに見せてにっこりする子どもたちのキラキラした姿が印象的でした。

新たなメイク好き仲間を発見!?

イベントに参加した感想を聞いてみると「唇の上(山の上)にハイライトを入れるテクを楽しく覚えられてよかったです」(11歳)、「簡単にシェーディングができた。おうちでもやってみたい!」(9歳)と、感想も本格的。一緒に参加していた保護者の方からも「鼻筋のハイライトは、1本筋に入れるのではなく鼻根や鼻先と分割してのせていくいいと知り、勉強になりました」との声が上がり、大人にとってもメイクテクのアップデートするきっかけになった様子。「いずれ大人になったらメイクはマナーとしてもするもの。肌に悪くなく、きちんとお約束ごとを守るなら、今から楽しんでもいいのかなと思ってます」という声も聞かれました。

小学生の時点で、このレベルまで!と驚きの連続ではありますが、何よりも印象的だったのは、みんなで和気藹々とメイクを楽しんでいる姿。親子で一緒に“推し活”を楽しんでいるという話も聞きますが、メイクもまさにそのひとつになっていそう。

もし、身近に子どもがいるなら、ぜひ、メイク事情を聞いてみてください。もちろんまったくしない!という子もいると思いますが、中には、私たちと同じレベルで、なんなら大人よりも詳しいレベルで、メイクアイテムやテクを知っている子がいる可能性も大。かくいう美容ライターの私でさえ、お恥ずかしながら、小学生の娘からTikTokまわりのメイク事情やバズっている韓国コスメを教えてもらうことも……。大人のメイク好きにとっても、情報交換して一緒に楽しむ仲間が増えるチャンスでもあるので、お見知りおきを。

最後になりますが、イガリさんの新刊は、意外と難しい知人の小学生キッズへのプレゼントにも最適なので、心のメモにとどめてみておいてくださいね。

INFORMATION
『わたしもまわりも笑顔になる 小学生のメイク本』著:イガリシノブ
¥2090(税込)
講談社

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ヘア&メイクアップアーティストのイガリシノブがメイクに挑戦する小学生を親御さん目線で応援!

  • 小学生がメイクって……いいの
  • 肌あれ、トラブルは大丈夫?
  • どこまでOKしていいもの?

……とお困りのお母さん、お父さんをサポート! 子どものやる気は否定せず、うまく見守る方法を考えました。

  • 自信がついてチャレンジしたくなる
  • 自分と違う人の良いところを見つける

……といった、メイクの魔法は自分にもまわりにもいいことがいっぱい! メイクで一番大切な「落とし方」「スキンケア」は皮膚科医大塚篤司先生・美容家瀬戸口めぐみさんが監修。小学生に大流行中のネイルチップ。爪を傷めない楽しみ方はネイリスト高野尚子さんがサポート。

撮影/杉山和行 取材・文/楢﨑裕美

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