2歳の息子は、なかなか謝ることができません。お友だちと喧嘩になってしまったり、わざとではなくてもおもちゃをぶつけてしまったりと、何かと「ごめんね」を言うべきシーンがあるものの、口に出せず、結局ママである私が代わりに謝ると言うことが続いていたのです。しかし、あるとき突然息子が言った「ごめんね」から、私はある事実に気がつきました
息子が「ごめんね」を言えないワケ
謝れない息子に、何がいけなかったか? どうして謝らねばならないのかを丁寧に説明しても「ううん」と拒否する息子。しかし、代わりに謝っている私を気まずそうな顔で見ているので、悪いことをしたという自覚はあるようですが、それでも謝れないのです。
息子は家でも同じで、わが家の犬に対しても「ごめんね」が言えません。とある日も、犬にちょっかいを出して怒らせたものの、謝ることはありませんでした。
しかし、その日は違っていたのです。最初は謝るように言っていたのですが、私も諦めてしまい、その場を去りました。すると息子は、気まずそうに「ごめんね」と呟いたのでした。
これまできちんと「ごめんね」が言えるように寄り添っていたつもりでしたが、私が見ているからこそ、息子は謝れなかったのかもしれません。「謝らなければならないことはわかる、でもママに見られたくない」と、小さいながらに葛藤しているのでしょう。
少しずつ成長している息子に、なんだか胸がいっぱいになった出来事でした。
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「ごめんね」を言うことに抵抗を感じる子どもは、自分の非を認めるのが怖い、恥ずかしい、と感じているのかもしれません。謝ることは、人とのコミュニケーションをとる上でとても重要なことですが、素直に言えるようになるまでには時間や経験が必要です。
焦らずに見守ることが大切なのかもしれませんね。
このお話は、ベビーカレンダー公式インフルエンサー「ベビカレメイト」のママと実施した座談会でお話しいただいた体験談です。
ベビーカレンダー編集部