在宅勤務が多い夫は、昼食は自分で用意したラーメンや卵かけごはんなどを食べています。仕事が忙しくあまりゆっくりと休憩時間が取れないため、食べ終えた食器はシンクに放置されていることがほとんど。時間が経った食器は汚れが落ちにくいため、私は日ごろから夫に「洗わなくていいから、使った食器は水に浸けておいて」と伝えていたのですが……。
水に浸けてくれるだけでいいのに
夫は仕事に追われており、自分が食べたあとの食器を洗わずに放置していることが多いです。私が代わりにすぐ洗うことができればいいのですが、出かけているとどうしても時間が経ってしまいます。そのため、日ごろから私は夫に「食べ終わった食器は水に浸けておいてね」と話していました。
しかし、夫はいつも食べ終えた食器を水に浸けずにシンクに放置。時間が経ってしまった食器は残った食べ物や汁が乾燥して、洗うのが大変に……。
決めた!夫の食器を洗わない
夫の仕事が忙しいのは私も理解しているので「食器を洗っておいて」とは言いません。忙しくて食器をシンクに運べないならまだしも、夫は必ず食べ終えた食器をシンクに運んでいます。あとは水に浸けておくだけなのに、どうしてできないのかがわかりませんでした。
”せめて夫が水に浸けておいてくれれば……”と思いながら汚れが取りづらくなった食器を洗うことがしんどくなってしまった私は、夫の食器を洗わないことに決めました。食器を水に浸けておかないことでどれくらい汚れが取りづらくなるのか、夫に体験してもらおうと思ったのです。
「水に浸けていないと洗いにくいから私はやりたくない。自分で食器を洗ってね」と夫に伝えると、夫は驚いた様子でしたが、「わかった、ごめん」と言ってくれました。
そして、夫は仕事が終わったあと、自分の分の食器は自分で洗うようになったのです。
百聞は一見に如かずとはまさにこのこと
夫が仕事後に食器洗いをするようになると……。やはり、夫は食器に乾燥してこびりついてしまった食材や汁の汚れを落とすことに苦戦したようです。お湯をかけたり、スポンジで力任せにごしごしとこすったりしている夫を見て、私は”水に浸けておけばそこまでしなくていいのに”と思っていました。
そしてこの経験を通して、夫に変化が。私が言っていた「使い終わった食器を水に浸けておいて」という言葉の意味をしっかり理解できたようで、食べ終えた食器を水に浸けてくれるようになったのです。
まさに「百聞は一見に如かず」だと実感。癖になっているようで、時折、水に浸けておくことを忘れてしまうこともありますが、その際は「忘れてた、ごめん。自分で洗います」と言ってくれるようになりました。
著者:やん子/不妊治療を経て2児のママになった30代の主婦。夫が激務であり実家も遠方のためほぼワンオペだが楽しい毎日。自身の過去の恋愛や体験、結婚生活をもとに執筆している。
イラスト:もふたむ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)
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ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室