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家族へのイライラが止まらない!「まさか自分が?」産後の苛立ちは驚きの原因だった!

  • 2025.2.2

出産後の女性が、ホルモンの乱れや育児のストレスによりマタニティブルーズになってしまうことはありえると知っていましたが、私には関係のない話だと思っていました。「まさか自分がなるとは!」……2人目出産後に、私がマタニティブルーズの兆候ありと病院で言われたときの体験談です。

他人事に捉えていたマタニティブルーズ

1人目の子どもが2歳半のときに2人目を出産。妊娠中から育児雑誌などで育児の体験談を読み、「マタニティブルーズ」という症状が起こる可能性があることは知っていました。しかし、私は嫌なことを忘れられる楽観的な性格で、精神症状とは無関係だと思っていたため、深く知ろうともしませんでした。

その考えが愚かだったと気づいたのは2人目出産後です。2人目の子どもはとてもかわいい存在なのに、産後1カ月の私は育児を楽しいと思えず、家族のささいな言動にイライラするようになりました。

イライラの原因はマタニティブルーズ!?

幸せなはずの赤ちゃんとの生活なのに、突然悲しさや不安感に襲われる日々。夫がしてくれる家事や育児の仕方にイライラして細かく注意し、夫との言い争いが多くなりました。

1カ月健診で育児の仕方や生活で悩んでいることをアンケートに記入し、その回答を見た助産師さんから「育児を楽しいと思えず、家族のささいな言動にイライラするのはマタニティブルーズの症状であり、すぐに対処しないと産後うつに移行する恐れがある」と言われたのです。私は「まさか自分がマタニティブルーズになるとは」とショックでした。

原因がわかり、落ち着いた気持ち

マタニティブルーズと言われたことはショックでしたが、今まで悩んでいた理由のないイライラや不安感、悲しい気持ちの原因がわかり、対処していこうと前向きに思えてきました。私や赤ちゃん、夫が悪いわけでなく、産後のホルモンバランスの乱れや育児のストレスが原因だから!と割り切れるようになってからは心が軽くなったのです。

夫にもマタニティブルーズであることを伝えたところ、子育てと家事への協力の仕方や私への接し方が少しずつ変わってきました。夫から愛されていると実感でき、家族で過ごす幸せを感じられるようになっていきました。

精神的に不安定な状態で本当につらい産褥期を過ごし、かわいい新生児期の育児を心から楽しめず悔しい思いをしました。出産前にマタニティブルーズについて深く理解しておくべきだったと思ったのと同時に、夫にも産後の体と心の変化を理解してもらっておけばよかったと後悔しました。これからはマタニティブルーズは誰もがなるかもしれないことを友人や周りの人に伝えていきたいと思います。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者:三宅ちよこ/女性・ライター。フリーランスとして働きながら1男1女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。

作画:まっふ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています


監修者・著者:助産師 松田玲子

医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

ベビーカレンダー編集部

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