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【60代ヘルスケア】2025年の花粉飛散量は前年比8倍の地域も!いますぐできる対策とは?

  • 2025.2.27

 

春の花粉症の季節に突入!くしゃみや鼻水などの不快な症状に悩まされている人も多いのではないでしょうか。
 
花粉症の薬もありますが、種類によっては眠気などの副作用があり、日常生活に支障をきたしてしまうことも。できるだけ体に負担をかけずに花粉症の症状を抑えたいですよね。
 
そこで今回は、花粉症の原因を知るとともに、いますぐできる対策をご紹介します!

そもそも花粉症とは?

花粉症とは花粉をアレルゲンとした季節性アレルギー性鼻炎です。一度花粉が体に侵入してきた際に体が花粉を異物だとみなして抗体を作り、再び花粉が侵入すると花粉を体外に出そうと働きかけます。 近年では、ハウスダスト、ペット、ダニなどをアレルゲンとする通年性アレルギー性鼻炎との併発や、春のスギ花粉以外にも、様々な季節に飛散する花粉による花粉症に悩まされる人も多くなってきました。 花粉症の発症者数は年々増えており、2人に1人が花粉症を患っている地域もあるほどです。 花粉症は立派な現代病だといっても過言ではないでしょう。

どんな人が花粉症になりやすい?

花粉症の原因は遺伝だといわれていますが、それ以外にも花粉症になりやすい人には特徴があります。当てはまるものがないか確認しておきましょう。
 
 

【1】不規則な生活をしている人

いまは仕事や勉強などで多忙な人が多く、強いストレスを感じたり、睡眠不足に陥ったりする人が増えています。このような不健康で不規則な生活により自律神経が乱れてしまっていることが、花粉症の原因だと考えられています。
 
また、食生活の変化も原因のひとつかもしれません。日本で以前は花粉症患者が少なかったのは、和食中心の食生活に花粉症を予防する何らかの効果があったからではないかともいわれています。

【2】都会で生活する人

花粉症は田舎より都会の方が発症率が高いというデータがあります。その理由は、排気ガスに含まれる粒子と一緒に花粉を吸い込んでしまい、過剰な花粉の侵入を許してしまうからだと考えられています。
 
また、飛散した花粉は地面に落ちると土に吸収されますが、アスファルトが多い都会では、吸収されることなく何度も舞い上がってしまいます。そのため、土が多い場所に住んでいる人よりも、都会の人の方が花粉症になりやすいのです。

薬に頼らない花粉症対策に効果的な方法はある?

近年では花粉症の薬も出ていますが、なかには眠気などの副作用が強いものもあり、生活に合わない場合も。そこで薬以外の花粉症対策をご紹介します。自分の生活に合ったものを行ってみてください。
 
 

【1】体に花粉を侵入させない

アレルギー反応を起こさないよう、花粉の侵入を防ぐことが花粉症対策の基本です。自分の顔にフィットするマスクとメガネを着用し、花粉の侵入を最小限に抑えましょう。
 
また、昼前後と夕方は、花粉の量が多いといわれています。外出する予定があるときは、この時間帯を避けるのもいいかもしれません。
 

【2】家の中に花粉を持ち込まない

外出後はからだに付着した花粉を、家の中に持ち込まないようにするのもポイントです。家に帰ったらすぐに手洗いとうがいをし、可能であればシャワーを浴びて皮膚や髪の毛についた花粉を落としましょう。こうすることで、家の中で体に花粉を侵入させることを防げます。
 
また、服の素材によって花粉の付着しやすさに違いがあります。ウールはとくに花粉が付着しやすいので、春のお出かけでは控えた方がよさそうです。
 

花粉症対策には漢方薬もおすすめ

花粉症の薬の副作用が気になるという人は、漢方薬を試してみるのもおすすめです。漢方薬は副作用が出にくいのが特徴です。
 
花粉症のおもな症状である、鼻水、くしゃみ、鼻詰まりを改善する漢方薬を紹介します。
 

花粉症対策におすすめの漢方薬

小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
水のような鼻水や、アレルギー性の鼻炎に悩んでいる人に用いられる漢方薬です。冷えた体を温め、水分の循環を整えることにより、鼻水やくしゃみなどの症状を改善します。 ●麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)
冷えがあって、鼻水やくしゃみの症状がある方に用いられる漢方薬です。体を温めて、花粉症などアレルギー性鼻炎の症状を改善します。小青竜湯(しょうせいりゅうとう)よりも体力が虚弱な人に向いています。 漢方薬は体質改善を得意としているため、長期的に服用することで花粉症の諸症状を抑えることが期待できます。毎年花粉症に悩んでいる人には嬉しい効果ですよね。 また、飲むだけで対策できる手軽さも漢方薬の魅力のひとつ。最近では、自分に合った漢方薬をAIが選び、自宅まで届けてくれるサービスもあります。オンラインですべて完結するため、漢方薬を飲んだことがない人や時間がない人でも心配いりません。 漢方薬を今年の花粉症対策に加えてみるのはいかがでしょうか。 ● あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

花粉症対策は飛散量が少ないうちから始めましょう

時代や生活様式の変化にともない、今の世の中は昔よりも花粉症になりやすい環境へと変わってしまいました。そのため、花粉症が重症化しないよう自分で対策をすることが必要です。 今年の春は花粉症に悩まされないよう、早めに花粉症対策を実践しましょう。

この記事を書いた人 碇 純子さん

薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学) 神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。 世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。

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