ヘアメイク笹本恭平の推しコスメ vol.27【流行りのピンクコスメ編】
オトナミューズでも大変お世話になっている、人気ヘアメイクアップアーティストの笹本恭平氏。月に一度の連載という形で、毎月テーマに合った笹本氏の‟推しコスメ”をご紹介！ まだまだ寒さも本番……ではありますが、メイクで春気分を先取りできたら。ということで、ネクストシーズンのトレンドでもある「ピンク」をテーマにオススメをピックアップしてもらいました。「ピンク」といっても、この春は透け感のあるピンクを選ぶといいんだとか！
【RMK】自然な血色＆透け感が魅力のグロス
RMK リップルミナイザ― 02 ライラック オパール ￥3,520
「まずは取り入れやすいリップグロスから。これはピンクライラックで、くすんだりはしてないんだけど温度低めなピンク。塗るだけでほんのり血色感が出て、ピュアな印象にみせてくれます。寒い日はどうしても唇の色が悪くなっちゃうと思うので、今の時期にももってこい。すごく自然なピンク＆透け感があるので大人でも挑戦しやすいと思います。基本的にはこれ1本でOKですが、ベージュのリップにレイヤードするのもアリ。ピンクが苦手な人は、もしかしたらレイヤードした方が取り入れやすいのかも。でも、取り入れることで今っぽさが出るのは確か。逆に赤とかピンクとかブラウンとか、主張の強いリップに重ねるのは、あまりオススメしません！ このグロスのよさが発揮できない気がするのでよろしくお願いしますね」
【ETVOS】目が腫れぼったくならないピンクシャドウ
ETVOS ミネラルクラッシィシャドー シェルフルール ※限定色 ￥4,620
「ラメの青みピンク、マットなピーチベージュ、オレンジピンクにブラウンピンク……と、質感＆ニュアンスが異なるピンクが詰め込まれたアイシャドウパレット。どれも少し透け感があって、とにかく使いやすいんです。ピンクのアイシャドウって可愛いんですが、目が腫れぼったく見えてしまうという懸念点がありませんか？ もちろん僕もそれを気にしますが、これはそんな風になりません！ なので、難しく考えなくて大丈夫。単色使いしてもいいし、適当にレイヤードするだけでいい感じの目元になります。個人的なオススメの塗り方は、左上の青みピンクを下まぶた全体にわーっと入れて、上まぶたのアイホール全体に左下のピーチピンクをのせ、右下のブラウンピンクでアイラインを引いてキワを締める、とかかな。左上の青みピンクで囲んじゃってもいいし。とにかく使い方無限大です。長々と述べましたが、最後に。ピンクのシャドウは、優しい目元にしたいときに使ってほしいので、マスカラとアイラインはブラウン系を推奨します。特にラインは黒を選ばず、赤茶とかでシャドウのカラーと繋ぐといいかなと！」
【hince】頬のこけやたるみまでカモフラージュ
hince トゥルーディメンションラディアンスバーム TP005 シェリーピンク ￥2,860
「このチーク、パッと見結構なピンクだなってなると思うんですが、これがまためちゃくちゃ透け感があるんですよ。だから、みなさんが想像する仕上がりとはたぶん違う！ 透明感が引き立ち、 頬がほんのりピンクで包まれるイメージですごくいい感じに色付くんです。あと、頬のこけやたるみをカバーするのにもぴったり。適度なツヤが出るのでパーンとして頬が上がって見えるんです。使い方も簡単で、頬全体にのせて指の腹でなじませるだけ。むきたて卵肌じゃないですが、顔面の印象に革命が起きます」
「さて、今年もよろしくお願いいたします。あっという間に1月も終わってしまいますね。毎年春になると当たり前のようにピンクのコスメにスポットライトが当たるわけなんですが、今年こそは本当にぜひ。紹介した3アイテムを全部一緒に使ってほしいとは思っていなくて、どれかひとつをいつものメイクと変えてみるくらいで全然OK。透け感重視で選ぶのが気分です。まだまだ寒い日が続きそうですが、冬服にも飽きてきた頃だと思うので、メイクで春トレンドを先取りしてみてくださいね」
こちらで紹介したものは笹本氏のおすみ付きなので、迷わず購入しちゃってくださいな。来年もお楽しみに！
笹本恭平さん
ヘア＆メイクアップアーティスト。ファッション誌やビューティ誌などで、その人自身や服にさらりとなじむヘアメイクを提案。エッジとコンサバ感を絶妙に同居させた、独自のテイストが評判に。著書に『コンサバメイク革命』（講談社）がある。
photograph:MAYA KAJITA［e7］
otona MUSE Ｈ