『ハリー・ポッター』クリス・コロンバス監督、ドラマ版に期待

クリス・コロンバス監督が、ドラマ版「ハリー・ポッター」について「すごいアイデアだと思う。映画だと一定の制約があるからね」とコメント。自身がメガホンを取った『ハリー・ポッターと賢者の石』（2001）と『ハリー・ポッターと秘密の部屋』（2002）に触れ、「僕らの映画は2時間40分で、2作目も同じくらいの長さだったから」と『ピープル』のインタビューで明かした。

これまでの報道によると、ドラマシリーズはJ・K・ローリングの原作1巻ごとに1シーズンを費やして全7シーズンを制作し、シーズン1を2026年に公開する予定。ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは番組製作発表時、新世代のファンを代表する新キャストを起用し、原作本に忠実にドラマ化するとコメント。25年以上にわたってファンに愛されてきた素晴らしいディテール、人気キャラクターたちを余すところなく登場させるとしていた。

コロンバス監督によると、彼らも「原作の内容をできるだけ取り入れようと努めた」そうだが、尺に限りがあった。「各巻に数エピソードを充てられる余裕があるなんて、本当に素晴らしいと思う。僕らには出来なかったけれど、ドラマ版では全ての内容を観る事が出来るわけだ……映画では盛り込むことが出来なかった素晴らしいシーンを全てね」「彼らの試みを観るのが楽しみです。最高だと思いますよ」と期待をにじませた。

キャストはまだ発表されていないが、ファンの間では、悪役ヴォルデモートに『オッペンハイマー』（2023）でアカデミー賞主演男優賞に輝いたキリアン・マーフィーの名前が挙がっている。映画でヴォルデモートを演じたレイフ・ファインズは、キリアン支持を表明しているが、コロンバス監督も異論はないようだ。「キリアンは大好きな俳優の1人だから、きっと素晴らしいと思う」と太鼓判を押した。

Text: Tae Terai

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