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「冗談よ」私をいびって楽しそうに笑う義母。布団を庭に敷かれた夜、立ち尽くす私を助けた人物とは…?

  • 2025.1.31

私は新婚ですが、夫は今、地方に長期出張中。そんな中、義母は夫の留守を狙ってあれこれと仕掛けてきます。ゴミを送りつけられたり、1人で帰省して来いと言われたり……。義母は、私のことが嫌いなのだと思うのですが、口では「仲良くなりたいから冗談を言っているのよ」と言ってきます。私が拒否できない状況を作って、嫁いびりをする、その繰り返しで……。

今夜は、義実家に1人で泊まります。義父は友人の家へ泊りがけで出かけていると聞きました。義母と2人で一晩、何事もなく過ごせるか不安です。

やはり、予感は的中しました。もう寝ようと思ったとき、義母から買い物を頼まれました。トイレットペーパーと洗濯洗剤を今すぐ買って来いと言います。夜遅くに行かなければならないほどの大事な買い物ではないはずですが、義母のお願いを断った後のほうが怖いので、私はしぶしぶ出かけることに……。

私にだけ適用される義実家のルール

買い物を終え私が帰宅したのは、夜の23時ごろでした。家に入ろうとしましたが、鍵は閉められていて、インターホンを鳴らしても鍵を開けてもらえません。玄関を開けてほしいと義母に連絡をすると、買ってきた物は玄関前に置いて、庭に敷いた布団で寝ろと言われました……。

義実家にはルールがあるそうで、22時を過ぎて帰宅した人は、庭で寝なければならないと言う義母。テントが立てられているわけでもなく、本当に地面に直接布団が敷かれていました。自分で買い物に行かせてルールを破らせて、真冬に外で寝ろだなんて、あまりのひどさにあ然としました。

さらに義母は、ルールを破ったら、その人は家から追放されると言います。私がごねていると、最後には「離婚したいの?」と脅される始末。私は夫を本当に愛しているので、離婚なんてしたくありません。ルールに従わざるを得ませんでした……。

翌朝、義母があざ笑った庭で寝ていた人は…

「冗談のつもりだったのにほんとに庭で寝てるのね」
「寒そうで惨めな嫁」

翌朝、義母から連絡が入りました。家の中から、庭の布団をながめながら電話してきたのです。「そんなおかしなルール、冗談に決まっているでしょ?信じるなんてバカね」と、いつものように笑っています。私が冗談を真に受けておもしろかったと。そして、早く起きて朝食を作りなさいよと言われましたが……?

「それ、私じゃないですよ」
「え?」

私は昨夜、駅前のホテルに泊まりました。義母は慌てて庭に出て、寝ている人を確認。なんと、庭で寝ていたのは義父だったのです。

義父は、昨夜一緒にいた友人の具合が急に悪くなり、散会してタクシーで帰宅。すると、庭で私が困り果てていることに気づき、話を聞いてくれました。そして、私にホテル代を握らせ、タクシーに乗せてくれたのです。

義母は、年寄りをあんなところに寝せるだなんて非常識だと怒っていましたが、義父は義母の言うルールに従っただけです。

冗談が過ぎる義母の末路

その後、義母は義父と夫に相当しかられたようです。私にわざわざ連絡してきて、謝罪もしてくれました。私が庭で寝ていたら、とんでもないことになっていたと夫からどやされた義母は、大げさだと言っていましたが、本当に大変なことになって、救急搬送されていた可能性もありました。わかったばかりだったので、まだ義母には報告していませんでしたが、私は妊娠していたのです。

私は、義父と夫に今までの義母の冗談をすべて報告しようと思っています。義母から届いた冗談が過ぎるさまざまな贈り物のこと知ったら、2人も冗談と笑える内容なのか、判断は義父と夫に委ねようと思います。

結局その後、義母は私をねたんでいじめていたと白状。嫁いびりでストレスを発散していたそうです。どれだけ謝罪されても、許せません。私は義母と縁を切って、二度と義実家へも行かないと告げました。義父にはかわいい孫を見せたいですが、義母には絶対に会わせたくありません。

私から今までの話を聞き、義父と夫は激高し義母を捨てました。離婚され、息子にまで縁を切られた義母はひどく落ち込んでいましたが、義父も夫も自業自得だと言っていました。私は子どもが生まれる前に義母とお別れできて、ホッとています。変な冗談を言われて、子どもを危険な目に遭わせることにならずに良かったと、今は安心して生活できています。

◇ ◇ ◇

義父も夫もいないときに、義実家に呼びつけて、逆らえない状況を作って……。義母は本当にひどい人ですね。言い返すと何をされるかわからない恐怖があって、おなかの子に危険が及んではならないと考えたら、従わざるを得ませんよね。そんな義母との縁が切れて本当に良かったです。代わりに怒ってくれるやさしい義父と夫とおなかの子と、幸せに生活していってほしいですね。

【取材時期:2024年12月】

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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