長男を妊娠中、出産に向けていろいろ準備を進めていたときの話です。ある日、義母が突然「お願いがあるの!」と言ってきて……。
え? 義母が出産に立ち会いたい!?
なんと「私も出産に立ち会いたいわ」という驚きのお願いでした。冗談かなと思ったのですが、どうやら義母は本気のようで、「私も3人産んでるし、立ち会ったら安心でしょ?」と言ったのです。
私は、出産を経験しているから立ち会うと安心という義母の考えが、よくわからず……。夫にやんわりと断ってもらおうと相談しましたが、夫は「せっかくだし立ち会ってもらえば?」と、まさかの義母に賛成。
そのため私は、助産師さんに事情を話し、病院の方針としてパートナー以外は立ち会えないということにしてもらい、そのように義母に説明しました。
しかし、義母は納得してくれず、「もう1回病院にお願いして」と言って聞かないので、私は義母の前で病院へ電話をすることに……。事情を知っている助産師さんが不在だったらどうしようと思いながら電話をかけると、すぐに繋いでもらえることになり、助産師さんが出てくれました。
私が「立ち会いの件なのですが……」と話し出すと、察してくれた助産師さんが「お義母さんと一緒? 私から話そうか?」と言ってくれたので、私は義母に電話を渡しました。そして、ようやく義母は「残念だわ」と渋々納得。
義母は「あなたが心配なのよ」と言っていましたが、初めて出産する私にとっては、義母が立ち会うだなんてあり得ないことで、うまく気持ちを説明できませんが、とても嫌だったのです。
その後、2人目、3人目のときは、義母が立ち会いたいと言うことはなく、1人目のときは本当に私を心配してくれてのお願いだったのかなと思います。義母は子どもたちをとてもかわいがってくれていて、良好な関係を築けています。
著者:倉敷 洋子/30代・女性・会社員。三兄弟を育てる母。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)
ベビーカレンダー編集部