イギリス王室には公務に携わる「主要メンバー」と、そうではない人たちがいる。王室の行事や関連のあるイベントに代表として出席する人たちは、いわばロイヤルファミリーの「ブランドの顔」。そのロイヤルたちは公務を行うことにより、政府の王室助成金から報酬を受け取っている。
助成金は、ロイヤルの警護や必要なスタッフの人件費を賄うための経費に充てるものとして、政府によってプールされている資金。
王室の公務を行っている主要メンバーは現在、チャールズ国王とカミラ王妃、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃、エディンバラ公爵エドワード王子と妻のソフィー妃、そしてアン王女。
だが、チャールズ国王はがんの治療中であり、キャサリン妃も2024年はがんの治療に専念しており、徐々に公務を再開し始めたところ。また、アン王女は2025年、75歳の誕生日を迎える。
こうした状況を受け、チャールズ国王は姪のユージェニー王女とベアトリス王女を、王室の主要メンバーに加えることを検討している可能性があるという。
王室担当記者のケイティ・ニコールは『サン』紙に対し、次のように話している。
「ベアトリス王女とユージェニー王女が警護費用などを公費に頼ることがなく、王室のために使われる税金が抑えられるようにするため、彼女たちには自力で生計を立て、王室から独立した生活を送ることが奨励されてきたと思われます。ですから、これは方向転換といえるでしょう」
「検討が行われている可能性はあると思います。(1月下旬に第2子を出産したばかりの)ベアトリス王女は、ロイヤルファミリーとともに(2024年の)クリスマスを過ごしました。広く存在感を示したといえます。ロイヤルたちは、彼女が主要メンバーに戻ることを歓迎しているとみられます」
「ベアトリス王女とユージェニー王女はどちらも、自らの仕事や家庭生活に加え、王室の公務を行うことを望んでいます」
ただ、今のところ王室は、この件について何も公表していない。
From COSMOPOLITAN US