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ティモシー・シャラメ、ボブ・ディラン役のために9キロ増量

  • 2025.1.30
Timothee Chalamet attends the UK Premiere of "A Complete Unknown"

伝記映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』でボブ・ディランを演じるにあたり、5年も準備にかけ、ギターやハーモニカの演奏も学んだティモシー・シャラメ。こうした音楽的なアプローチに加え、彼は肉体改造も行っていたと言う。伝説のミュージシャンに似せるため、20ポンド(約9kg)も増量したと「NPR」のインタビューで明かした。

「あらゆる手を尽くしました。あなたが今言ったように身体的にも行動的にもすべてトライしました。これまで言及していませんでしたが、体重も20ポンド増やしました。信じてもらえるかわからないけれど、僕は彼より細かったのです」

ティモシーは昨年11月、Apple Musicのインタビューで、キャリア初期に大作映画には体型が不向きだとオーディションに落とされ、エージェントからもっと増量するようアドバイスを受けていたと明かしていた。彼は体重を増やす代わりに独自のスタイル確立を目指し、『君の名前で僕を呼んで』(2017)や『レディ・バード』(2017)、『ビューティフル・ボーイ』(2018)、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019)といった独立系の作品を選んで出演。「こうした作品で、自分のリズムをつかみ、自信や手順といったものを見つけたんです」と振り返り、この選択がボブ・ディランとも共通すると語った。「僕はこうした非常に個人的な映画を選ぶことで、道を拓いてきました。ディランにとってのフォークミュージックと同じです」

『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は2月28日より日本公開。
A COMPLETE UNKNOWN - Timothee Chalamet as Bob Dylan, 2024. 『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は2月28日より日本公開。

イライジャ・ウォルドの著書『Dylan Goes Electric(原題)』を原作にジェームズ・マンゴールド監督が映画化した『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』は、1960年代初頭のニューヨークの音楽シーンが舞台。ミネソタ出身の19歳の無名ミュージシャン、ボブ・ディランが、フォーク・シンガーとしてコンサートホールやチャートの寵児となり、彼の歌と神秘性が世界的なセンセーションを巻き起こし、1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルでの画期的なエレクトリック・ロックンロール・パフォーマンスで頂点を極めるまでを描く。

ティモシーは劇中、「The Times They Are a-Changin'」や「Like a Rolling Stone」などの名曲を生パフォーマンスしている。同作は第97回アカデミー賞に8部門でノミネートされ、ティモシーは2度目の主演男優賞の候補入りを果たした。

Text: Tae Terai

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