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志尊淳“正助”、不登校の増田梨沙“ひまり”の言葉に感動する姿が泣ける<日本一の最低男>

  • 2025.1.30
「日本一の最低男」第3話より (C)フジテレビ

【写真】エプロンを着けて保育士の仕事をする志尊淳“正助”

香取慎吾が主演を務めるドラマ「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)の第3話が1月23日に放送された。一平(香取)が不登校気味のひまり(増田梨沙)に理解を示す様子を見せながら、真壁(安田顕)と交わす会話に胸がザワザワとなった。X(旧Twitter)では「不登校の子供達のために奮闘する一平は良い人にしか見えなかった」「軽いドラマだと思っていたのに3話では泣かされた」「一平良い人であれ」とコメントが寄せられてトレンド1位を獲得した。(以下、作品のネタバレを含みます)

“選挙&ニセモノ家族ドラマ” 完全オリジナル作品で描く

本作は、主人公である“日本一の最低男”大森一平(香取)が、家族を、社会を、そして日本を変えていくために奮闘する姿を笑いあり涙ありで描く、“選挙&ニセモノ家族ドラマ”。今の時代ならではの社会的テーマも毎話盛り込んだ完全オリジナル作品となっている。

志尊淳が“最低男”一平の義理の弟であり、子ども2人を育てるシングルファーザー・小原正助を演じ、その正助の子どもである小原ひまりを増田梨沙、小原朝陽を千葉惣二朗が演じる。

不祥事を起こした元テレビ局の報道マンの一平は政治家への転身を図る

テレビ局の報道マンとして家族のケアを全くしない仕事人間だったが、昭和的な価値観のせいで不祥事を起こし、追われるようにテレビ局を退社した一平。大嫌いだった父親の残した実家に引っ越し、フリージャーナリストを名乗るものの仕事はなく、無職同様のさえない生活を送っていた。あるとき一平は、衆議院議員・黒岩鉄男(橋本じゅん)の公設第二秘書で、小学校時代からの幼なじみでもある真壁考次郎(安田顕)から助言を受け、政治家への転身を決意。次期区議会議員選挙に当選を目指して人生の再起を図る。

一平の他界した妹・陽菜(向里祐香)の夫であり、2人の子どもを育てながら保育士として働くシングルファーザーの義弟・正助一家を呼び寄せて同居することに。一平には裏で、家事や育児に取り組むことで生活者目線があるところを選挙でアピールするという“最低”な思惑があった。

一平は正助の娘・ひまりが、最近小学校を休みがちになっていることを知る。母・陽菜(向里祐香)の病気が発覚してからは、転校前の学校でも不登校気味だったという。「学校の楽しさを教えてやる」と言い出す一平だったが、正助はひまりの思いを尊重しようと努める。

正助「僕の子育て大成功だよ。ひまりがこんなこと言う子に育ってくれて」

一平は不登校などの子どものキャンプを企画する。キャンプで一平は不安がっているひまりに「自分が思ってることちゃんと伝えてみな」とアドバイスする。

家に戻ってからひまりが正助のためにお母さんのレシピの牛丼を作ると、一口食べて「おいしい」と正助は笑う。そして、正助は「ひまりに寄り添ってるつもりで僕の正解をずっと押し付けてた。ずっとひまりにプレッシャーをかけてしまってた」とひまりに謝る。ひまりは「私のためにがんばってくれてるのわかってた。でもね、私のためってわかればわかるほど、自分のせいで正助くんを苦しめてるってことがわかって、自分のことが嫌いになる」と言う。

正助は「ひまり、明日から学校行くのやめよっか。ひまりが毎日こんな風に笑ってくれてたら、もうそれでいいよ」とひまりが笑顔を見せるキャンプの写真見せる。「ありがとう。でもダメだよ、笑ってるだけじゃ。悲しいことも嫌なことも大事でしょ」とひまりが言うと、正助は「僕の子育て大成功だよ。ひまりがこんなこと言う子に育ってくれて」と噛みしめるように言う。ひまりは大粒の涙を流し、学校行けない理由をちゃんと話すと告げるのだった。

ひまりの前向きな姿に胸が熱くなり、正助が感動するようすに見ているほうも涙が込み上げてきた。

◆構成・文=入江奈々

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