家族旅行の前日の夜、息子が発熱し、キャンセルになってしまいました。私が息子の看病をする一方、夫は「なんで前日に熱を出すんだ」とイライラしている様子。私はそんな夫に呆れて注意をしましたが、聞く耳を持ちません。しかし、息子を病院に連れていったとき、医師がスカッとするひと言を放ってくれたのです……!
医師のひとことに夫「ギクッ」
半年ほど前から飛行機やホテルの予約をして以来、夫は息子に何度も「体調だけは崩さないように過ごすんだよ」と言っていました。旅行の出発日が近づくと、お風呂上がりに服を着ないでで脱衣所から出ようとした息子を、「風邪をひくだろ! 旅行に行けなくなるぞ!!」と怒鳴りつけるほど、夫は体調管理に敏感に。私は内心「少し言い過ぎなのでは」と思っていました。
しかし結局、旅行前日に息子が発熱したというわけです。私は旅行に行けなくなり残念な気持ちもありましたが、それ以上に、息子の熱が早く下がって元気になってほしいと思っていました。でも夫は……。
「あれだけ言ったのに!」と息子がいないところでグチをこぼしイライラしていました。私は夫へ「旅行前に子どもが熱を出すなんてよくあることだよ。気をつけていても体調が悪くなることはあるでしょ。イライラしないで」と言いましたが、聞く耳をもってもらえませんでした。
受診して数日しても熱が下がらないため、再度病院へ行きました。すると、「どのウイルス検査も陰性なので普通の風邪でしょうね。子どもは精神的なことで体調を崩すこともよくあります。例えば何かプレッシャーを感じるようなことがある場合です」と医師から言われました。それを聞いた夫は、明らかに「ギクッ」とした表情。家に帰って夫は「俺が体調崩すなと言い過ぎたのか……」と反省していました。
精神的なことで体調を崩しやすいというのは可能性の1つにすぎませんが、今回の息子には当てはまっていたように思います。夫も医師の言葉に納得をしたようでした。今は気を取り直して、再度旅行に行けるように計画を立て、息子にはプレッシャーになるような言葉はかけないように気をつけて過ごしています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:海原えめ/30代女性・主婦。5歳息子と0歳娘を育てるアラフォー母。2児のワンオペ育児に奮闘する毎日。サービス業で働きながら、幼児食インストラクターとして活動している。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
監修者・著者:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
ベビーカレンダー編集部/キッズライフ取材班