Text by 奥崎覚(編集部)
フェイエノールトは29日、UEFAチャンピオンズリーグのリーグフェーズ最終節でフランスのリールと対戦し、1-6と大敗した。
開始早々の4分に先制点を許したものの、14分、エースFWサンティアゴ・ヒメネスの同点弾で追いついたフェイエノールト。
しかし、28分にヒメネス、35分には守護神ユスティン・バイロウが負傷交代したことで試合の流れはリールに。結局、74分から6分間で3失点を喫するなど大差をつけられる形となった。
しかも6失点のうち、2失点はなんとフェイエノールトDFゲルノト・トラウナーによるもの。ヒメネスのゴールをアシストしていた32歳のオーストリア代表センターバックだったが、38分、76分のオウンゴールで試合を決定づけてしまった。
『OptaJohan』によれば、トラウナーはチャンピオンズカップ時代を含むCLの歴史上初めて1試合で2つのオウンゴールを決めた選手になってしまったとのこと。
『VI』によればフェイエノールトのブライアン・プリスケ監督は試合後、「(大敗の)原因は一つではありません。ある場面では運が悪かったです。3つのオウンゴール、2人の負傷者。しかし、もっと良くしなければなりません。サッカーの基本をしっかり実行しなければ、痛い目に遭うこともあります。最後の20分間で完全に崩れてしまいました」と語っていたという。
当初、57分に決まったリールの3点目もフェイエノールトのオウンゴールとされていたが、その後アンヘル・ゴメスの得点に変更されている。
なお、ヒメネスの負傷に伴い、日本代表FW上田綺世が途中出場。得点には絡めなかったものの怪我から復帰後CLで2試合連続のプレーとなった。
リーグフェーズを19位で突破したフェイエノールトは、2月のプレーオフでPSVかミランと対戦する。