ストリートアートの起源は、1960年代後半、ニューヨークの若者たちが地下鉄やビルの壁に描いたグラフィティとされる。 当初は破壊行為とみなされていたが、現在では都市景観を彩る合法的な表現として評価され、公共空間で人々にメッセージを届ける重要な文化的役割を担っている。
渋谷ストリームホールにて開催中の「ストリートアートの進化と革命展 – Street Art (R)Evolution –」では、ストリートアートの創成期から現代に至るまでの技法的な進化や、社会的な影響力を紹介。匿名のアーティストとして世界的に注目されるバンクシーの作品をはじめ、ストリートアートの歴史を彩る49名のアーティストによる約100点の作品を展示する。また、キース・へリングやジャン・ミシェル・バスキアといったストリートアート草創期のアーティストの作品や、Ozmoの作品もお目見えする。
世界で活躍する現代の日本人アーティストの作品の展示も行われ、アーティスト・日比野克彦が参加。VRゴーグルを装着した日比野がギャラリー空間にライブペインティングを行い、観客はモニターを通じ仮想空間に描かれた作品を楽しむという実験的な試みにより誕生した、「脳はダマせても⇄身体はダマせない#01」(日比野克彦/2024年制作)を展示。2月11日(火)には、日比野によるライブペインティングも実施される。さらに、AITO KITAZAKI、CHOB-ONE、JIKKENRAT、Roamcouch、SUIKOの日本人ストリートアーティスト5名が出展している。
「ストリートアートの進化と革命展 – Street Art (R)Evolution –」
開催期間/~3月23日(日)、会期中無休
開催時/10:00〜19:00(最終入場18:30)
開催場所/渋谷ストリーム ホール 東京都渋谷区渋谷3-21-3
料金/一般2,400円、大学・専門・高校生1,800円、中・小学生800円
問い合わせ先/050-5541-8600(ハローダイヤル、9:00〜20:00)
https://street-art-revolution.jp/
Text: Aya Hasegawa
READ MORE