「子どもとどうやって遊んでいいかわからない…」「子どもとどう接していいかわからない…」と日々感じてしまう方も少なくないかと思います。
そんなお悩みを抱えた人に向けてご紹介したいのは、SNS総フォロワー数182万人超(2024年12月現在)の家族YouTuber「おうちごっこ」のヒロアキさんが実践した、家族の絆の深め方です。
「子どもがお風呂に入りたがらない時は?」「子どもが楽しく勉強するには?」など、家族が笑顔になるチャレンジの数々から、親子ならではのお悩みを解消できるヒントが見つかるかもしれません!
※本記事はおうちごっこヒロアキ著の書籍『家族を笑顔にする32チャレンジ おうちごっこの子育て1年生』から一部抜粋・編集しました。
まーちゃん家で暮らす人
まーちゃん家に格差は存在しない。
すべての家族が同じ権力や権利をもつ。
ただし、個々の特性に応じた権限はある。
まーちゃん家の三原則
一 家族はそれぞれの人格を尊重し、その価値は平等である。
二 あらゆる事柄において、話し合って解決していく。
三 いつとなく、家族同士の気持ちを共有し、前向きになることを目指していく。
我が家には、年齢、性別、役割などによっての価値の違いはなく、何事も話し合いによって決めていきます。喜びも悩みも共有し、前向きになる方法を考え、実践しています。
「できた!」を喜び合う リアクションはピュアな心で
■このチャレンジについて
まーちゃん:一番好きなリアクションは、笑ってくれること。間があくのが一番怖い。家族で間があくのは平気。パパの発言後によくあることだから……。
ヒロアキ:「褒める」というスタンスがない。上から目線の行為のような気がするから。同じ目の高さで接していて、純粋な感情を出しているだけ。
みき:ツッコミ担当ではないけれど、ヒロちゃんにツッコマないと、行方不明になってしまうことがある。どんどん先に進むから考えている暇はない。
■素直に感情を表そう!by ヒロアキ
我が家では、食事のとき「おいしいねえ」という言葉が、自然に出ています。そのリアクションを喜ぶ人がいます。リアクションが誰かを満たすなら、それらは全部OKですよね。
▶︎「認める」ことが評価以上の効果
子どもが「褒められたい」と思うことで、「褒められるためにする」という行動になってしまうことも。「がんばっているね」「最後までやったね」「前よりもうまくなったね」というように、成果ではなく、取り組み姿勢を認めれば、子どもは「できた」という達成感を得ると思います。幼児のころを思い出すと、積み木を高く重ねられた、輪っかにヒモを通すことができたなど、小さな成功体験をすることで、次のステップに進んでいました。
また、子どもに限らず、チャレンジしているときは不安です。「大丈夫」という声かけがあるだけでも、安心して取り組めると思います。
▶︎気づいたところに素直な感情を表す
「すごい!」と驚きのリアクションをするのは、自然だなあと思っています。それが「過剰すぎると価値が下がるのでは?」という意見もあるそうですが、素直に感じたらいいのではないでしょうか。
子どもは大人が予測できないようなパフォーマンスをすることがあります。まーちゃんの言動に対して「へえ」「なるほど」「それいいねえ」とリアクションすることは多々あります。決して子どもの意欲を高めようというねらいではなく、見て、聞いて感じたことを表しているだけです。結果的にそのリアクションで子どもの気分がよくなれば、それはうれしいことですよね。
▶︎誰かを傷つける言動には、厳しく注意
怒りを示すことは、その人の感情の発散が主になっていると思います。もし、家族でケンカして感情的になっている場合は、時間を置きます。
人の悪口や非難、また配慮に欠けている言動があった場合は、叱ります。その際もすぐに叱るのではなく、話を聞きます。子どもの気持ちを受け入れてからのリアクションです。友だちとトラブルがあったときも、どんな状況だったのかをしっかり聞くようにしています。どちらが悪いという見極めではなく、子どもの気持ちに寄り添ったうえで、改善することを提案したいのです。子ども自身で考えて乗り越えるべき場面もありますから。
まーちゃんに見せていること(ヒロアキの場合)
喜び・楽しみ
日々、幸せに感じていることを全面に出す。楽しい、うれしい、おいしい、おもしろいといったポジティブな面を家族に波及させる。
悩みや弱音
仕事の悩み、失敗したこと、疲れ、気分が乗らないことなど、苦しい一面も見せる。まーちゃんがなぐさめてくれることもある。
妻への愛情
「大好きだよ、おやすみ」といった言葉はもちろん、ハグをしたり手をつないだり、愛する気持ちを慎みなく出す。
ヒロアキのイケメンワード 喜びも悲しみも 家族に波及させていいんじゃない
私は家族の一員。リーダーでもなければ、大黒柱でもない。ただ、家族が幸せになるためなら、努力は惜しまない。その努力も楽しもうと思っている。そういった生活を送る中、喜びもあれば悲しみもあるが、それを全部、家族に伝えている。喜びを伝えると家族が喜び、その様子を見てまたうれしくなる。悲しいときは、みきちゃんもまーちゃんもはげましてくれる。このスタイルで地球がスムーズに回り続けると思う。
著=おうちごっこヒロアキ/『家族を笑顔にする32チャレンジ おうちごっこの子育て1年生』