女優でモデルの水原希子さんが手がける【kiiks(キークス)】が、新作のヘアケアアイテムを発売。モデルのローラさんとコラボしたヘアオイルに加え、熟練職人の手によって作られた100本限定の薩摩つげ櫛もラインナップ。
そもそも【kiiks】は、”古来より引き継がれてきた自然の恵みを活かし、まだ知られていないハーブや植物の効能を日本から世界へ”をコンセプトにするライフスタイル・ビューティーブランド。人にも地球にも心地よく、心も暮らしも豊かになるプロダクトを発信しています。
グリーンティーシードヘアオイル¥6,050(kiiks)
使い心地も香りも最高!全身に使える万能ヘアオイル
ローラさんの環境配慮への考えに親和性を感じて実現したグリーンティーシードヘアオイルは、地域の課題を解決する役割も担っています。それが原料となっている茶の実。鹿児島県錦江町田代地区は広大な茶畑の耕作放棄他が増加し、剪定されずに茶畑が放置されていることが問題になっていました。それに伴って大量に生まれている未使用の茶の実に着目し、メイン原料に採用したのです。
この茶の実から抽出される茶実油がじつに優秀で、保湿性が高いだけでなく、オレイン酸とビタミンEなどの美容成分も豊富。髪に艶やハリを与えることができるんです。さらにドライヤーの熱などによって髪の水分が奪われることを防ぐ効果もあるホホバオイル、古くから髪や肌のお手入れに使われてきた椿油もブレンド。軽いテクスチャーながらも髪一本一本に潤いを与え、なめらかな手触りへと導いてくれます。
大雨の中での茶の実の収穫にお二人も参加
使い方について希子さんに聞いてみると、「髪につけて少し手に残ったオイルは、首や手につけたりしていますね。ケミカルフリーなので全身に使えるんです。茶の実の素晴らしい成分が髪を美しくしてくれるので、オトナミューズ読者の方たちにもぜひ使ってもらいたいです! 」
白檀とジャスミンの香りは、アロマセラピーの資格を持っていて香りやハーブが大好きだというローラさんがチョイス。かいだ瞬間に、白檀とジャスミンを調合するアイディアが直感で出てきたという。「白檀は日本で古くからお線香などに使われている大切な香り。昔々のご先祖様の気持ちとつながるような香りにジャスミンを調合して、エキゾチックでいて禅も感じられるような香りにしたの」とローラさん。
地元との方たちと協力して、町の体育館で行った茶の実の選別。画像を見ていると、お二人の取り組みって本当に素敵だと感じました
薩摩つげ櫛のビジュアルも素敵♡
100本限定!一生モノの「薩摩つげ櫛」で髪も美しくすこやかに
江戸時代から愛され、かつては嫁入り道具の一部として持たせる風習があった「薩摩つげ櫛」。特に薩摩地方では一生モノとして親しまれてきたアイテムです。使用しているのは、数十年かけて育てられたきめが細かく弾力のある薩摩つげ。椿油を染み込ませて使うことで髪に自然なツヤと潤いを与え、静電気が起きにくくて絡まりにくい特性もあり、髪もまとまりやすくなるんです。
ただ、現在は「薩摩つげ櫛」を作れる職人が2人しかいないという危機に瀕しているそう。そこに着目した希子さんは、友達からギフトでもらって以来、薩摩つげ櫛の大ファン。「こんな素晴らしいものを後継者不足によって絶やしてはいけない。この魅力をみんなに知ってもらいたかったんです」
細目と荒目の2種類で、サイズは3寸〜5寸の展開。薩摩つげ櫛 お茶染めケース入り¥24,530〜¥33,330(kiiks)
この薩摩つげ櫛は、鹿児島で採れたつげの木を3年かけて乾燥させ、90歳の現役職人である木原さんが手作業で仕上げているという。「お値段はけっこうするけど一生モノですし、椿油に浸っているので梳くほどに髪がシルキーになるんです。すごく愛着が湧くし、使うことで自分自身も癒してくれる。薩摩つげ櫛を通していろいろな体験をしたので、みんなにもシェアしたいという気持ちです。そしてインスタントな時代になっている今こそ使ってもらいたいですね」と希子さん。
薩摩つげ櫛のアイディアに共感し、木原さんの工房に一緒に訪れたというローラさん。「もっともっと髪を大切にするようになってから、カバンにブラシを入れて持ち歩くことが増えたのね。そのときにプラスチックのブラシがすごく気になっていてブラシを探していたときに、木原さんが作った薩摩つげ櫛に出合ったの。それ以来、いつもカバンに入れて持ち歩いてる。木原さんの工房の10年使った薩摩つげ櫛が濃い色味で本当に美しかったから、私もずっと愛用してあの色にしたいな♡」
薩摩伝統工芸品である「薩摩つげ櫛」を作り続けて50年以上という木原さん
自分にも地球にも優しい【kiiks】のヘアケアアイテム。髪を美しくしながら社会貢献ができるなんて、お二人の取り組みは本当に素晴らしいですよね。使い心地も抜群なので、この機会にぜひ手に取ってみてください!
text:KYOKO CHIKAMA