専業主婦の私は、毎日ワンオペの家事・育児・介護に追われて疲弊しています。ついに心身ともに限界だと感じ、夫に相談したのですが……。彼は「お前は稼いでいないんだから当然」と開き直り、私を見下すばかりでした。
協力ゼロの夫…
家事育児に加えて近所とはいえ別のところに住む義母の介護まで、すべてをひとりでするのは無理。夫に訴えると、「お前は母さんの介護をしたくないんだな? 無職の専業主婦で時間がいっぱいあるくせに、何でもとろいんだな」と逆ギレするばかり。
そのくせ夫は、掃除も洗濯も皿洗いもゴミ捨てすら手伝ってくれたことがありません。子どもにも興味がないのか、学校行事にも遊びにも加わってくれないのです。
「そういうのは全部、女の仕事だろ? 男がやるものじゃない。俺はこの家の稼ぎ手なんだ」と言って聞く耳を持たないのです。
もともと結婚前までは仕事をしていた私は、「結婚したら家庭に入って俺を支えてくれ」と言っていた夫のために退職したことを後悔し始めていました。家計も家事も、男女関係なくお互いに協力し合うべきだと思っていましたが、それでもひとりでできる限り頑張ろうとしていたのですが……。
同時に病気になり、SOSを出すと…
ある日の金曜日、流行中のインフルエンザで息子と義母が同時にダウン。病院に薬局、看病の往復で、さすがに手が回らなくなりました。週末にかけて夫に手伝ってもらおうと、会社を出たころ合いを見計らって、彼にヘルプを送ったのですが……。
「は? なんで俺が? インフルエンザがうつったらまずいからムリ」と速攻却下。
「お前が家事育児介護を全部やるのは当然だろ」
「1円も稼いでないんだから」
「わかった」
「その言葉忘れないでよ?」
挙句に、「無職に人権はない」「お前は本当に役立たずだな」とまで言われ、私はとうとうブチ切れ。あることを決意して返信しました。
「どういう意味だ?」と尋ねる夫。私は冷たく、「そのままの意味だよ。自分で自分の首を絞めることになっても知らないから」と返しました。
立場が逆転!
夫からはすぐ電話がかかってきましたが、本当に何のことかわからない様子。そこで私は事実を教えてあげました。
「あなたさ、自分が会社でリストラされたことを知らないの? 今日、正式な解雇通知が家に届いたわ。いろいろサボったり手を抜いたりしていたようだから仕方ないよね。それと私、再就職するから。前に働いていた出版社で雑誌の編集者を探していたから紹介してもらったの。最高のタイミングね」
驚いて状況をのみ込めないのか、夫は言葉にならない言葉を吐いています。
「ちなみに月給はあなたの1.5倍。これからは私が生活費を稼ぐから、家のことはあなたがしてね」
こうして立場が逆転した私たち。数週間がたちましたが、夫はいまだに家事・育児・介護をまともにこなすことができません。
「私はひとりで全部こなしていたのに、使えない男。子どもへの愛情もないし、実母も私に丸投げ。これならいてもいなくても変わらないわ。無職には人権なんてないんでしょ?」
その後、私は息子を連れて出ていきました。ひとりで仕事と育児を両立させるのは大変ですが、あの夫といるよりはずっとラク。こうなったのもすべて彼の自業自得です。自分が吐いた暴言が自分にそっくりそのまま返ってきて、さぞ悔やしかったでしょう。
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横暴夫と立場が逆転してスッキリしましたね。妻や子どもへの思いやりも愛情もないなら、別れて正解かもしれません。これからは子どもと二人三脚で幸せになってほしいですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室