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【菅井友香さんインタビュー】運命を感じる役柄に共感。諦めずにチャレンジする大切さ

  • 2025.1.29

Sugai Yuuka

菅井友香

出典:シティリビングWeb

岐阜県関市を舞台に、ご当地映画をめぐり公務員たちが奔走する映画「怪獣ヤロウ!」に出演する菅井友香さん。欅坂46(現・櫻坂46)在籍時のドキュメンタリー映画を除くと、今作が映画初出演になる。

「みなさんとじっくり話し合いながら撮影していくのがドラマとはまた違ったやりがいを感じました。撮影が終わってほしくないと思えるくらい楽しい現場で、初めてがこの作品で本当にありがたかったです」

物語は、関市の観光課がご当地映画を製作することから始まる。映画完成間近に、菅井さん演じる市長秘書の吉田が誤ってそのデータを消してしまい、なぜか怪獣映画を作ることに…。そんな吉田に運命を感じる経験が。

「吉田は、いつもてきぱき頑張っているけれど、映画製作を通じて、自分のやりたいことや生き方に向き合い始めます。トラブルに弱いのは自分とも似ているかもしれません。大学生のとき、卒業論文のデータが提出直前に全部消えてしまって。大学を4年で卒業すると約束して欅坂46の活動を始めたので、もう1年通うのは無理。人生終わった!と思い、家のソファで大泣きしていたんです。すると母が、『なに泣いてるの、諦めない!』と言ってパソコンに向かいエンターキーを押し続けたりいろいろなことをしていたら、なぜか少しずつデータが戻ってきたんです(笑)。その結果、無事に卒業することができました。諦めずにチャレンジするということを母から教えてもらいました」

市長と観光課の板挟みになる吉田には重なる部分も。

「グループ在籍時にはキャプテンを務めさせていただき、メンバーとスタッフ、両方の気持ちがわかる中間管理職のような状態でした。うまくいっているときはいいのですが、トラブルが起きたり行き詰まってしまったりしたときは、さまざまな役割の方のいろいろな気持ちがあって、難しさを感じました。最初はあまり言いたいことを言えなかったのですが、スタッフの方に『少しずつ理解してもらえる人を増やしていってね』とアドバイスをいただき、ため込まずに自分の弱みを見せていくように心掛けたら気持ちが軽くなって少しずつ変わっていけました」

菅井友香さんの“働く”インフラ

Q.仕事をする上で大切にしていることは?

お仕事を始めたばかりのころは、ひとつひとつの出来事に動揺したり、自分を否定しすぎることが多かったです。経験を重ねるうちに、周りの優しさや関わる方の愛などいろんなものに気づき、それを受け取ることができるようになり、自分のことを信じられるようになりました。いただいたお仕事に丁寧に向き合い、期待を超えていけるよう自分を追い込んでいきたいです。

Q.20代最後のこの1年をどう過ごしたいですか?

年齢を重ねて、失敗が怖くなったり、チャレンジするにも腰が重たくなったりと、自分の中でセーブしたい気持ちが芽生えることもあるけれど、いい30代を迎えられるよう、悔いのないよう貪欲に、チャレンジ精神を忘れずに過ごしたいと思います。

【Check】

出典:シティリビングWeb

芸能事務所タイタンでマネージャーとして働く傍ら、映画制作への情熱を持ち続けた八木順一朗監督による異色の怪獣エンターテインメント。岐阜県関市の市役所観光課の山田(ぐんぴぃ)は、市長からご当地映画の製作を命じられるが、凡庸なご当地映画に疑問を抱く。ひょんなことから市政を巻き込んだ大事件に発展し、夢だった怪獣映画の完成に向けて、市長秘書の吉田(菅井友香)らとともに奔走する。

1月31日(金)全国公開 (C)チーム「怪獣ヤロウ!」

【PROFILE】

1995年生まれ、東京都出身。欅坂46として2016年「サイレントマジョリティー」でCDデビュー。2022年、グループを卒業。舞台「飛龍伝2020」などグループ在籍時から女優としての活動も行うほか、幼少期から習っていた馬術を生かした活動も。主な出演作にドラマ「チェイサーゲームW パワハラ上司は私の元カノ」など。現在「開運!なんでも鑑定団」「競馬BEAT」にレギュラー出演中

取材・文/高木明日美(シティリビング編集部)、撮影/ 鈴木智哉、ヘアメイク/相場清志(eif)、スタイリング/山本杏那

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