食材の切り方から火加減まで、とっても丁寧にわかりやすく解説してくれるYouTubeチャンネル『食事処さくらの料理教室』。本日は、「“得意料理は餃子です!“と言えるようになるよ」と紹介している、さくらさんの「家庭餃子の完全マニュアル」に従って餃子を作ってみようと思います。わたしにとっての餃子の鬼門、餃子の包み方もさくら流なら超簡単。ヒダを寄せながら包まなくても“それ風“に見える包み方らしいです。
本格的な餃子も簡単に!『食事処さくらの料理教室』の餃子完全マニュアル
82.6万人が登録する、お料理系YouTubeチャンネル『食事処さくらの料理教室』は、日本一楽しい料理教室を目指して活動している、料理家のさくらさんによるチャンネル。「ひと手間で料理をちょっとだけ美味しく」をテーマに、日々の食事に取り入れやすいレシピを配信しています。
本日挑戦するのは、さくらさんのこだわりがつまった「餃子」。レシピ通りに作れば、誰でも簡単に、本格的な餃子が作れるそうです。
では、作ってみましょう。
さくら流「餃子」の材料と作り方はこちら!
【材料】約20個分
豚ひき肉…100g
キャベツ…260g ※水分を多く含む春キャベツなら、280gほど
塩…ひとつまみ
砂糖…ふたつまみ
長ねぎ…60gほど
餃子の皮(大判)…20枚くらい
サラダ油…適量
にんにく…8gほど
しょうが…8gほど
しょうゆ…大さじ1
酒…大さじ2
鶏ガラスープの素(顆粒)…小さじ1 ※減塩タイプなら小さじ2
片栗粉…大さじ1
こしょう…適量 ※お好みで
◆羽つき餃子用の小麦粉水
水…100ml
小麦粉…小さじ2
【作り方】
1. キャベツは芯を取り除き、みじん切りにします。肉となじみやすいよう、細かく切るのがポイント。
ブンブンチョッパーやフードプロセッサーで細かくすると水分が出過ぎてしまうので、包丁でみじん切りにするのがベスト。
長ねぎもみじん切りにします。
2. ボウルにキャベツを入れ、塩と砂糖を加えます。キャベツが少ししんなりするまで揉み、5~10分おきます。
キャベツの余分な水分を出すことで、青臭さも取れるそうです。
3. 別のボウルに豚ひき肉を入れ、にんにくとしょうがをすりおろして加えます。しょうがは皮付きのまますりおろし、にんにくは皮を剥き、芽を取り除いてすりおろします。
さらに、しょうゆ、酒、鶏ガラスープの素、片栗粉を加え、肉の粘りが出るまでよく混ぜます。
手で捏ねると、手の温度で豚の脂が溶け出すので、ヘラなどを使うといいそうです。
4. 手でギュッと絞って水気を切ったキャベツを、3に入れてしっかり混ぜます。お好みでこしょうを加えてもOK。今回は入れませんでした。
5. 4に長ねぎを加え、さっくり混ぜます。長ねぎの食感を残すため、混ぜすぎないように。
6. 餃子の皮に、大さじ1杯分くらいの肉ダネをのせて…。
餃子の皮のフチ、半周くらいに水(分量外)をつけ、半分に折って、右端から皮をくっつけていきます。
餃子の中心あたりを両手で持ち、ギュッと中央によせて、ヒダっぽいものを1か所作って“包み“は完了。簡単です。
ヒダっぽいものは、適当でOK。“包んでいる感じ“を醸し出すだけのヒダなので、付けたくなければ、付けなくてもいいみたいです(笑)。
全部包み終わったらこんな感じ。
ヒダが1か所あるだけで、餃子っぽさが出ています(笑)。
今回、使った餃子の皮は16枚入りだったので、16個出来て、肉ダネは2個分くらい余りました。
レシピの分量通り作れば、さくらさんのおっしゃる通り、餃子(大判)が18~20個出来ると思います。
7. フライパンに油を引き、包んだ餃子を入れてから、弱めの中火にかけます。
餃子の底部分に焼き色がついたら、水と小麦粉を混ぜた“小麦粉水“を餃子にかけないように入れ、フタをして4分蒸し焼きにします。
8. フタを開け、サラダ油もしくはゴマ油(各分量外)を全体に適量かけ、再びフタをして弱めの中火で1分焼きます。今回はゴマ油をかけました。
9. フタを取り、少し火を強めて、水分を飛ばしたら出来上がり。
調理時間は30分。ズボラなわたしには、大量のキャベツのみじん切りがちょっと大変でした。でも、餃子の包み方は、一般的なヒダを寄せながら包む方法より、かなりラクでした。
動画では、餃子の冷凍方法と冷凍した餃子の焼き方も丁寧に教えてくれたので、一応触れておきますね。
冷凍する場合は、バットにラップを敷き、餃子同士がくっつかないように置いて冷凍。凍ったら、袋に入れ替えるといいとのことです。
冷凍した餃子を焼くときは、フライパンに油を引き、凍ったままの餃子を入れて弱めの中火にかけます。焼き色が付いたら、水ではなくお湯(250mlくらい)と小麦粉(小さじ2くらい)を混ぜた“小麦粉水“を、餃子が半分浸かるくらい入れます。そしてフタをして、6分蒸し焼きに。その後、油をかけてフタをせず、水分がなくなるまで加熱するといいそうです。
では、ちょっと話は逸れましたが、本日作った餃子を食べてみましょう。
まずは、何もつけずにそのまま。
お店レベルの餃子!おいしいです。キャベツを細かく刻んだので、豚ひき肉との一体感があり、ふっくらジューシーな肉ダネ。にんにくとしょうが、長ねぎのパンチが効いていて、何もつけなくてもおいしく食べられます。羽のパリッとした香ばしさも◎。
キャベツの水っぽさや青臭さはなく、キャベツの甘味が引き出されていて、文句のつけようがありません。奇をてらった調味料を入れず、シンプルな材料でベストな味に仕上がっていますね。「これが王道餃子の正解!」だと思える味です。
続いて、お酢としょうゆを2:1の割合で混ぜ、こしょう(各分量外)を加えたタレで食べると、これも文句なしのおいしさ。
餃子自体の塩味がそこまで強くないので、しょうゆの旨味と酢の酸味が加わると、餃子の味がよりハッキリします。ご飯もビールも進むおいしさです。
『食事処さくらの料理教室』の「家庭餃子の完全マニュアル」に従って作ったら、お店レベルの、非の打ち所がない餃子に仕上がりました。作ってみてはいかがでしょう。