巷では、ファミリーマートの「香酢が効いた旨辛たれビャンビャン麺」が大バズリ中らしく、ファミマを10軒まわって、やっと手に入るかどうかの人気ぶりなんだそうです。そこで、食べたくても手に入らない人のために、料理研究家のリュウジさんが再現レシピを開発。自身のYouTubeチャンネルで公開してくれました。うちの近所のファミマでも売り切れだったので、まずはリュウジさんの再現レシピを作ってみることに♪
入手困難!ファミマ「香酢が効いた旨辛たれビャンビャン麺」とは?
こちらが今話題のファミリーマートの「香酢が効いた旨辛たれビャンビャン麺」。税込321円。
ファミリーマート「香酢が効いた旨辛たれビャンビャン麺」販売価格:税込321円 内容量:340g
画像出典:ファミリーマート公式HP
画数多っ(笑)。
画像出典:ファミリーマート公式HP
商品説明には、「幅広のもちもち麺に、ウーシャンフェン(五香粉)と唐辛子の辛みと、香酢の酸味と甘みがきいたタレが絡むビャンビャン麺です。別添の花椒香油パックをかけていただくことで、さらにしびれる味わいが楽しめます」と書いてありました。
ちなみに、ビャンビャン麺は、中国の陝西省(せんせいしょう)でよく食べられている、幅広の手延麺のことだそうです。
リュウジさんはファミマのビャンビャン麺をどう再現する?
YouTubeチャンネル『料理研究家リュウジのバズレシピ』では、動画制作スタッフの方がファミマを10軒まわっていました。そうして、やっと1個手に入れたという「香酢が効いた旨辛たれビャンビャン麺」をリュウジさんが試食。「ガチンコ再現料理バトル」と銘打って、その場で、ビャンビャン麺の再現に挑んでいましたよ。
試食したリュウジさんは、「ガチ中華的なうまさ。めちゃめちゃ旨い」と、大絶賛。「絶対勝てないと思うけど…」と、いつになく自信なさげに前置きした後、「ファミマのビャンビャン麺をリスペクトしつつ、リュウジ流で再現してみます」と調理を始めました。
ビャンビャン麺はなかなか手に入らないので、リュウジさんはきしめんを使って再現するとのこと。
では、リュウジ流のビャンビャン麺、名付けて「ビャンビャンきしめん」を作ってみましょう。
リュウジさんの再現レシピ「ビャンビャンきしめん」の材料と作り方
【材料】1人分
豚ひき肉…60g
きしめん(乾麺)…100g
チンゲン菜…40g
長ねぎ…25g ※みじん切りにする
豆板醤…小さじ1
しょうゆ…大さじ1/2
砂糖…小さじ2/3
味の素「中華あじ®︎」…小さじ2/3
うま味調味料(「味の素®︎」)…2振り
黒酢…小さじ1と1/2
白すりゴマ…小さじ2
ラード…小さじ2
◆花椒油
こめ油…大さじ1
花椒…6振り
豆板醤…小さじ1/4
◆仕上げ
しょうゆ…ひとまわし
砂糖…ふたつまみ
五香粉(ウーシャンフェン)…適量
【作り方】
1. チンゲン菜をひと口サイズくらいに切ります。
2. フライパンにラードと豚ひき肉を入れて炒めます。
3. 豚ひき肉に火が通ったら、豆板醤を加えて炒めます。
4. 豆板醤が全体に混ざったらしょうゆ、「中華あじ®︎」、砂糖を入れて炒めます。
5. 火を止め、白ゴマ、黒酢、うま味調味料を入れて混ぜます。
6. 鍋にお湯(分量外)を沸かし、きしめんを袋の表示通りに茹でます。少し硬めに茹でるのがポイント。
今回使ったきしめんの茹で時間は6分だったので、5分茹でることに。
7. きしめんが茹で上がる30秒くらい前に、チンゲン菜を入れて、茹でます。
茹で上がったらザルにあげ、水気を切って、きしめんとチンゲン菜をお皿に盛り付けます。
8. 7に5をのせ、みじん切りにした長ねぎものせます。
9. 花椒油を作ります。ひき肉を炒めたフライパンをそのまま使い、こめ油、花椒、豆板醤を入れて炒めます。
豆板醤と花椒の香りが立ち、油がジュワジュワと温まったら、8の長ねぎの上にかけ、仕上げにしょうゆと砂糖、五香粉をかけて出来上がり。お好みで、くるみやナッツ類を砕いてのせるのも◎。
調理時間は10分。めちゃめちゃ簡単に出来ました。五香粉と花椒、豆板醤が混ざったエキゾチックな香りがします。
では、ぐちゃぐちゃと混ぜて、いただきます!
おいしっ♪
わたし、これ好きです。本場中国の麺料理っぽい、本格的な味わい。
塩味は強すぎず、ちょうどいい。コクと旨味がありつつ、黒酢の酸味が効いているので、後味がさっぱりします。
黒酢の酸味は、ツンとする酸味ではなく、まろやかな酸味なので食べやすい。あとからやってくる豆板醤のピリっとした辛味も、食欲を刺激します。食べ飽きない味。
ファミマの商品に似ている、似ていないはおいといて、立派な麺料理に仕上がっています。すごい、リュウジさん。
きしめんの平べったさもいい感じ。うどんとはまた違った食感で、肉みそとの絡み具合も◎。チンゲン菜の瑞々しさとシャキシャキした食感がアクセントになり、味に変化をつけてくれます。
試食したリュウジさんは、「完璧!」と言いつつも、「ファミマに勝ててるかと言ったら、微妙なとこだけど…。ファミマで買った方がいいや」と珍しく敗北宣言でした(笑)。いえいえ、リュウジさん、わたし的にはとってもおいしかったですよ。
ちなみに、このレシピはリュウジさんが2度目に作ったもの。ファミマのビャンビャン麺を食べてすぐ作った1回目の再現レシピは、イマイチだったよう。そこで、「もう1回やらせてくれ」と1回目の反省を活かして、作り直したレシピなんです。
試食してすぐ、熟考する暇もないまま、自分の舌の記憶とひらめきで、かつ、2回作っただけで、ここまでの味に仕上げるのは本当にすごいなと思いました。
リュウジさんはいまひとつ納得していなかったっぽい「ビャンビャンきしめん」ですが、わたしはまた作りたいと思うくらい気に入りました。異国情緒を感じられる味わいで、しかも、10分ほどで簡単に出来るところも魅力です。みなさんも、ぜひ。
それにしても、いつも自信満々のリュウジさんが「勝てない」と敗北を認めた、ファミマの「香酢が効いた旨辛たれビャンビャン麺」って、どれほどおいしいんでしょう???ますます気になります。食べてみたいなぁ。
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