1. トップ
  2. グルメ
  3. 【太宰府 いい乃じ】九博「はにわ」限定コラボメニュー!歴史浪漫を味わう

【太宰府 いい乃じ】九博「はにわ」限定コラボメニュー!歴史浪漫を味わう

  • 2025.2.18

皆さん、こんにちは。リビングふくおか・北九州Web 地域特派員のkurinaです。 今回は特別展示室の改修工事を終了し、およそ10か月ぶりに特別展を開催する九州国立博物館開館20周年記念特別展「はにわ」との期間限定コラボメニューを提供する博物館内レストラン「太宰府 いい乃じ」と、そのコラボメニューをご紹介します!! 期間は1月21日(火)~5月11日(日)です。

場所は西鉄太宰府駅から徒歩約10分。

新しくなった九州国立博物館!!

展示室を改修したことにより、より魅力的に作品を展示できるようになった九州国立博物館(九博)。そして今回、改修工事後のこけら落としとして開催されるこの特別展「はにわ」。 東京国立博物館では30万人を動員するほどの人気を博した特別展とあって、「九博メンバーズプレミアムパス」を使って九博に通い詰めていた私にとっては、もうワクワクがとまりません(^^♪ さっそく地域特派員5期生(同期)のかれんさんと一緒に取材に行ってきました!

九州国立博物館開館20周年記念特別展「はにわ」については、かれんさんのレポートをご参照ください。 記事はこちらから(近日公開予定)

出典:リビングふくおか・北九州Web

「博物館入口」(上記写真)より一歩足を進めると、まず最初に長~いエスカレーターが目に飛び込んできます。

出典:リビングふくおか・北九州Web

今まで「博物館入口」から山間にある九州国立博物館へ向かうためには、エスカレーターまたは階段を使用して上まで行き、その先にあるイルミネーションで有名な動く歩道(またはその側道)を進んで行く必要がありました。それがなんと!特別展示室の改修工事にともないエスカレーターの左隣に新たに斜行エレベーターが設置されたんです!!!

出典:リビングふくおか・北九州Web

こちらの斜行エレベーターで、動く歩道の手前まで行くことができます。エスカレーターで3分程かかっていたところが、1分で行けるそうですよ。小さなお子さん連れやベビーカーをお持ちの方、車いすをご利用の方もよりアクセスしやすくなったのではないでしょうか!!

出典:リビングふくおか・北九州Web

「博物館入口」から入ってすぐ右側には、福岡県が公共交通機関やイベント会場、公共施設等を利用する方々へのおもてなしとして設置した「フラワーフォトスポット」があります。ここには全国で第3位を誇る花の生産県であるふくおかの花々が色彩豊かに飾られており、来場者を暖かく出迎えてくれます!

古墳時代の風を感じるコラボメニュー♪♪

「博物館入口」からエスカレーターを使い、動く歩道を経て外に出ると、山あいの豊かな自然の中に九州国立博物館(九博)が見えてきます。九博(展示室がある館)への道中、向かって右側にレストラン「太宰府 いい乃じ」があります。 展示室がある館とはほんのちょっとだけ離れた場所になりますが、あくまで九博の敷地内です。

出典:リビングふくおか・北九州Web

58名が収容可能な店内は奥行きがあり、ひと席毎のスペースもしっかりと確保されているので、ゆったりと食事を楽しむことができる居心地の良い空間になっています。

出典:リビングふくおか・北九州Web

こちらの「太宰府 いい乃じ」は昨年2月にオープンし、間もなく1周年を迎えます。 

九博に通い詰めていた私にとっては、待ちに待った待望の館内レストランの開店ということもあり、実は個人的にオープン当初に一度お伺いしたことがあるんです。その時は「いい乃じうどん」を頂いたのですが、別途ご紹介したくなるほど美味しいおうどんでしたよ!

ちょ~っと話が逸れてしまいましたが・・ここからはしっかりとコラボメニューをリポートさせていただきます(^^♪

出典:リビングふくおか・北九州Web

海鮮ちらし御膳3,500円(税込)

「太宰府 いい乃じ」コラボメニューの一つ目は、古墳時代に食していたであろう古米をイメージし15穀米を使用した「海鮮ちらし御膳」です。

エリアマネージャーの川淵さんによると「古代と現代の食生活の違いや食に関する考え方が違うため、どのように古墳時代の食を再現したものか?」と今回のコラボメニューの開発には大変苦心されたそうです。

そうして今回、満を持してこの特別展の為に開発されたのが、こちらの「海鮮ちらし御膳」になります。

出典:リビングふくおか・北九州Web

川淵さん曰く「海鮮ちらしについては当時の食生活を鑑みて、あえて酢飯を使わず素材の味を生かした最低限の味付けのみを施しています。」とのことでしたが、古米以外の具材が細かく刻まれ咀嚼しやすくなっており、噛めば噛むほど古米のほのかな甘みと具材一つ一つの食感が口の中で調和を奏で、とても美味しく頂くことができました。

あ~、こういう感じで食べていたかもしれないなぁ~!っと歴史の風を感じることもできましたよ(^^♪

好みにより醤油で味付けをすることもできるのですが、醤油をかけると味がしまって馴染み深い味わいになり、これはこれで美味しかったです。まさに現代の食べ方ですね!

出典:リビングふくおか・北九州Web

つやっつやな古米です!!!健康にも良さそうですよね。 そのほか「海鮮ちらし御膳」には、古墳やはにわが多数出土している群馬県の特産品「蒟蒻」と九州を代表する食材「明太子」を組み合わせた小鉢、すき煮、茶碗蒸しがセットになっています。 群馬県で古墳やはにわが多く見つかっているというのは初耳で、とても勉強になりました!

出典:リビングふくおか・北九州Web

お子さま古墳カレー ジュース付き1,400円(税込)

こちらは、子ども向けのコラボメニュー「お子さま古墳カレー」です。ハチミツが入っていて優しくまろやかな味わいになっているそうです。ライスの前方後円墳は、型から作成されたそうですよ!

出典:リビングふくおか・北九州Web

左:ジョミサイダー(ノンアルコール)600円(税込)右:ジョミモーリス(アルコール)880円(税込)

こちらは、古墳時代の人々が実際に食していた赤い木の実「ジョミ」を使用した「ジョミサイダー(ノンアルコール)」と、ジョミの爽やかな酸味とモーリスの華やかな香りがふんわり広がる「ジョミモーリス(アルコール)」の2種類のドリンクです。

今回はジョミサイダーをいただいたのですが、個人的にはとても好きな味でした!!

出典:リビングふくおか・北九州Web

かれんさんとも話していたのですが、酸味はベリー系(ラズベリー、クランベリーなど)に近いような気がします。あくまで私の個人的な感想として、梅に似た風味もほのかに感じました。そしてこの記事を書いていてふと思ったのが、全体的な味わいはアセロラドリンクに似ている気がします。もっともジョミサイダーの味の方がより濃くて、アセロラドリンクをぎゅ~っと濃縮した感じでしょうか(^^♪

レモンほどの強烈な酸っぱさはないし、のど越しスッキリで美味でした!

出典:リビングふくおか・北九州Web

今回「ジョミ」と紹介されている木の実は、和名を「がまずみ(莢蒾)」といいます。

今でもマタギの方々がこの「がまずみ(莢蒾)」を愛用されているそうで、青森県三戸地方ではこの「がまずみ(莢蒾)」を「ジョミ」と呼んでいるそうです。漢字で「助身(たすけるみ)」と書くその文字が示すとおり、ポリフェノールやクエン酸といった栄養素を含んでいて、美容と健康にとても良いそうですよ! ※ちなみに「マタギとは、厳しい掟を守りながら狩猟を行う人びとのこと。」だそうです。(World Natural Heritage in Japan 日本の世界自然遺産HPより)

古墳時代の人々は一体どうやってこの効能を知ったのやら?もしかしたら、何か分からないけどいい感じ~!!みたいな感覚で食べていたのでしょうか?(^^♪

ちなみに今回のドリンクに使用されている「ジョミ」は青森産だそうです。

出典:リビングふくおか・北九州Web

以上が特別展開催期間中(1月21日(火)~5月11日(日))に「太宰府 いい乃じ」にて提供されるコラボメニューになります。

1日数量限定ではないそうですが、その日のご用意数がなくなり次第終了ということですので、皆さんお気をつけください!とは言っても5月11日(日)までの開催期間中、コラボメニューの提供はございますので、特別展とレストラン「太宰府 いい乃じ」に何度も足を運んでみるのも良いのではないでしょうか?(^^♪

可愛さいっぱい!「はにわ」スイーツ

出典:リビングふくおか・北九州Web

はにわチョコレート羊羹650円(税込)「Mカフェ」にて提供 ※1日の販売数に限りがあります。

こちらは九州国立博物館エントランスホールの一角に佇む「Mカフェ」にて提供されるコラボメニューの一つ「はにわチョコレート羊羹」です。「Mカフェ」にて提供されるこちらのスイーツを、今回は特別に「太宰府 いい乃じ」にて試食させていただきました(^^♪

出典:リビングふくおか・北九州Web

食べることをちょっと躊躇してしまうこちらの可愛らしい「はにわチョコレート羊羹」ですが、その味わいはとても軽やかでしたよ!

出典:リビングふくおか・北九州Web

餡とチョコレートの組み合わせはいかに?っと思っていたのですが、チョコレートの風味と香りを残しつつ、食感は羊羹という絶妙なバランスのスイーツでした。風味はチョコレート、舌触りは餡といったところでしょうか?(^^♪ 甘すぎず、餡のみで作られた通常の羊羹よりもやや柔らかめで1,2個ぐらいは余裕で食べてしまえそうです!!とても美味しかったです。

コーヒーや煎茶に合うのはもちろんのこと、私個人としてはひそかにジョミサイダーとも合うのでは(?)と思ったりもしました。

ところで、こちらの「はにわチョコレート羊羹」は今回展示中のとある「はにわ」をモチーフにして作られています。 では一体、どの「はにわ」をモチーフにしているのでしょうか?←正解はぜひ九博の特別展「はにわ」にてご確認ください!!

出典:リビングふくおか・北九州Web

エリアマネージャー 川淵さん

今回取材を終えて、本気の九博を見た!という感じがしています(な~んて上から目線でスミマセン)。それほど特別展「はにわ」が素晴らしかったということなのですが・・・

そして目で見ても楽しく、食べても美味しいコラボメニューの数々からも、そんな特別展を盛り上げようという並々ならぬ思いを感じました。まさにオール九博!ですね(^^♪

最後にエリアマネージャー川淵さんから皆様へのメッセージ~ 「とにかく展示が素晴らしいので、特別展にて歴史を感じていただいたあと、その余韻を残したまま食でも歴史を感じていただければと思います。」

皆さんも特別展にて古墳時代に思いを馳せつつ、コラボメニューで歴史ロマンを味わうという贅沢を是非!体感してみてください!!

元記事で読む
の記事をもっとみる