服とコスメをこよなく愛するママライター・遠藤彩乃さんが、“時短”と“洒落見え”を軸に導き出したコスメ最適解を紹介。今回は、アップデートを忘れがちな「眉毛」にトレンドを乗せられるアイブロウマスカラをお届けします。
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AYANO’s POINT
☑︎色でなく、形で眉毛を整えるヘアジェル級ホールド力
☑︎描く面積を極力減らせて結果的に時短
☑︎髪色を選ばないクリアな発色で誰でも使いやすい！
“描く”から“紡ぐ”時代へ。ニットみたいな起毛アイブロウが今っぽい
作家の川上未映子さんがご自身のエッセイで、美人とは骨格、とくに重要なのは頭蓋骨なんじゃないか、いうようなことを書いていらしたのを拝読し膝を打ちました。目の大きさとか肌の白さなどファサードの話ではなく、奥行きとそこにある空気の形を変えるような立体感。外科手術も踏み込めない聖域で、憧れたところで後付けできないけれど、毛に覆われた骨格という意味で「眉毛」にはそれに近いものがあるんじゃないかとふと思いました。さらにこっちはある程度改造できるじゃない！と今までのアイテムと適当な描き方を見直すことに。
毛を一本一本描き足せる極細ペンシル、薄い部分を埋めるパウダー、ブラシで馴染ませたあと、髪色に合わせたカラーマスカラを…とフルコースで整えた眉毛はたしかに仕上がるけれど、実際かなりの手間。それに私が欲しいのはあたかもそのまま生まれてきた感じの、天賦（風）の眉毛。じゃあどうしたら…やっぱり眉毛サロンしかないの？と立ちすくんだところでSUQQUのマスカラに出会いました。
疎らな部分をペンシルで描き足した後、毛流れに沿って下から持ち上げるように塗布。すると密集した毛がほどよく撚られて束になり、地肌が透けて見えて抜け感が誕生。細眉時代よりも軽い印象になったことに驚きました。薄眉の友人にギフトしたら根本が立ち上がり眉毛に立体感が出たというから、これはもう全人類を救う眉マスカラなのでは…？と会う人会う人におすすめして回っており、そろそろ、眉毛配りおばさんと呼ばれ始めるかもしれません。
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撮影／西原秀岳〈TENT〉（静物） 取材・文／遠藤彩乃 編集／太田彩子
＊VERY2024年12月号「“Automaticコスメ”」より。
＊掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。
＊ジュエリーは全て遠藤さんの私物です。ブティックへのお問い合わせはお控えください。