米メディア『ドジャース・ネーション』は27日(日本時間28日)、「キケ・ヘルナンデスの再契約はドジャースにとって『非常に重要』とESPNインサイダーが発言」と題した記事を公開。現在FAのユーティリティプレイヤー、エンリケ・ヘルナンデス内野手の去就について取り上げた。
■ユーティリティー枠にはキムが加入
『ドジャース・ネーション』は同日、「キケ」の愛称で知られるヘルナンデスを特集。ESPNのバスター・オルニー記者が語った「ヘルナンデスをロースターに残すことは非常に重要」とのコメントを引用し、再契約を改めて促した。
オルニー記者は、『ドジャース・ネーション』のダグ・マッケイン氏のインタビューに対し「シーズンはとても長い。ファンの皆さんは、選手たちが常にリトルリーグのような全力プレーをしていると想像するかもしれないが、実際はそうではない。これは彼らの日常の仕事であり、我々と同じように好調な日もあれば、あまり気が乗らない日もある」とし、士気が下がったタイミングで「キケのように、球場にエネルギーをもたらす個性の選手がいることは非常に重要」だと強調した。
この意見に『ドジャース・ネーション』も、「ファンにとって、キケはその卓越した運動能力だけでなく愛される存在です。明るく楽しい性格でファンを魅了し、試合に軽快な雰囲気をもたらす」と同意。ドジャースにはスーパースターが揃っているが、ヘルナンデスがチームの士気に与える貢献は「将来的な成功に非常に重要」だと報じた。
一方で、ドジャースは今月3日(同4日)に韓国プロ野球のキウムから25歳のキム・ヘソン内野手を獲得。内外野が守れるユーティリティ性が魅力で、メジャー11年間で捕手以外の全てを経験したヘルナンデスよりも8歳若く、役割が非常に似通っている。
大舞台で強さを発揮してきたヘルナンデスだが、現状は再契約の交渉に進展は見られない。今季はどこのユニフォームを着ることになるのか、地元メディアも続報が待ち切れないようだ。