私はミノリ。夫のレンヤ、幼稚園に通う娘のシオンと3人暮らしをしています。私は妊娠をきっかけにレンヤの希望で会社を辞めて専業主婦になりました。けれどある日、仕事から帰宅したレンヤは「お前たちにオレの給料が使われるなんてバカバカしくなってきた」「この家に金を入れるのはやめる」と言いだしました。仕事がいくら大変でも、信じられない発言です。実家の母に相談すると、「いつでも帰ってきなさい」と味方になってくれたのでした。
母から聞いた反撃方法は「専業主婦の仕事」すなわち「家事」を放棄すること。そして私はレンヤの口調をまね、「お金」を「時間」に変えて言い返したのです。自分が言ったことの理不尽さに気付いてほしい! 私はさらに畳みかけました。
私の口からいきなり出てきた「離婚」のワードに、レンヤはたじろいでいます。「もう時間だよ。急いだ方がいいんじゃない? 会社に遅れるよ?」私がそう促すと、レンヤはしぶしぶといった様子でシワシワのシャツを着て出ていきました。
家にお金を入れないというレンヤに対し、自分の仕事である家事を放棄した私。そして私はレンヤに言われたことを、立場を変えてそのままそっくりお返ししました。レンヤが少しでも頭を冷やして、考えをあらためてくれると嬉しいのですが……今の私には、今後どうなるのかはわかりません。
私だって決して離婚したいわけではありません。もしレンヤが反省してくれるなら、これからも夫婦として生きていきたいです。自分の発言がいかに家族を傷つけたか、レンヤが気付いてくれることを願っています。
※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。