Text by 井上大輔(編集部)
近年、海外で活躍する日本のアスリートたちの数は、増加の一途をたどっている。
そうしたなか、『ABEMAスポーツタイム』に元サッカー日本代表の槙野智章と元プロ野球・MLB選手の井口資仁さんが出演。
井口さんが千葉ロッテの監督時代に指導した佐々木朗希投手がMLBロサンゼルス・ドジャースへの移籍を決めたことに関連して、2人はこんな話をしていた。
槙野「(佐々木投手の)英語とかどうなんですか?やってるんですか、勉強とか」
井口「やってると思いますよ。目標を持っているところですからね」
槙野「野球選手の語学のところって、サッカーよりもできない印象なんですよ。サッカーってみんな若い時からやるんですけど。ヨーロッパに行ったりとかすると、インタビューとか(通訳を介さずに)自分でやるんですけど、野球界の方たちってどうですか?」
井口「あまり勉強しないですね。通訳に任せるほうが多いですね」
槙野「それはあえてなんですか?自分の気持ちを間違えずに伝えたいからですか?」
井口「それもあると思います。僕もできたんですけど、大事なところは全部通訳を通して…」
槙野は、野球選手よりサッカー選手のほうが語学力に長けたイメージがあるとのこと。実際、井口さんによれば、野球選手は誤訳を避ける意味も含めて通訳に任せるケースが多いようだ。
海外でプレーするサッカー選手が外国語を習得しようとする理由のひとつは、プレー中のコミュニケーションの必要性が野球以上に高いことも関係しているかもしれない。
なお、井口さんは2005年にシカゴ・ホワイトソックスに加入すると1年目にワールドシリーズを制覇し、その後、アメリカの3球団でプレーした。一方の槙野は2011~2012年にドイツのケルンでプレーした経験がある。