キラキラやピンクが好きな人が2025年に絶対にチェックしておきたいのが、韓国発のネイルトレンド“ジェリーネイル”。“ジェリーネイル”は、キラキラやカラフルな色彩、ぷっくりした質感など、美容&ファッション好きさんがときめく要素がたくさん詰め込まれたデザイン。イギリスで韓国や日本のネイルデザインを専門に扱うネイリストのアレックス・フィラモンドさんによると、“ジェリーネイル”は革新的で欧米でもこれからトレンドになるのだそう。
2024年までは「クリーン・ガール」をキーワードに、ワンカラーや無地などミニマルなデザインがトレンドだった韓国ネイル。2025年はそれに反発するように、遊び心のあるネイルトレンドがカムバックしているのだそう。今回は、そんな“ジェリーネイル”について、お手本を交えながら解説!
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韓国発“ジェリーネイル”とは?
韓国発のトレンドネイル“ジェリーネイル”は、その名の通りゼリーのような質感のネイルのこと。ツヤツヤした見た目と、思わず触りたくなるような立体感が特徴。ネイルプロダクトブランド「The Gel Bottle」のジョージア・カッペラさんは、「“ジェリーネイル”には、遊び心と洗練を兼ね備えた、ジューシーに輝く美しさが凝縮されています」と絶賛している。さらにカッペラさんによると「このトレンドは、グラスネイルやリップグロスネイル、シロップネイルなど韓国発のさまざまなネイルトレンドから派生したもの」なのだそう。
“ジェリーネイル”は、デザインのなかにさまざまな要素を詰め込むことができるのも特徴。シアーなカラーのレイヤードや、テクスチャー、イラスト、パウダーを組み合わせて使うことで、ジェリーのような立体感を際立たせることができる。お気に入りのカラーやテクスチャを取り入れて、自分だけの個性的なデザインを見つけてみて!
“ジェリーネイル”と従来のジェルネイルの違いは?
“ジェリーネイル”の作り方は通常のジェルネイルと同じようなプロセスで、施術の工程に大きな違いはないのだそう。まずは古いジェルを削り、水に浸して甘皮を処理してネイルの下準備から始めて。ケアが終わったら、ベースコート、ネイルカラーを塗って最後にトップコートで仕上げる。
ノーマルなジェルネイルとの最も大きな違いは、ジェルのテクスチャーなのだそう。「“ジェリーネイル”に使う韓国産のジェルは、さまざまな粘度のプロダクトがあり、ぷっくり厚みのある仕上がりになります」と、ロンドンのネイルサロン「Bebigirlnails」のジェニーさん。「イギリスでよく使われているブランドのジェルとは異なり、セルフレベリングがずっと良いことから、思うままのぷっくり感をクリエイトすることができます。さらに韓国のジェルは時間が経っても黄ばみにくく、熱によってダメージを受けにくいフォーミュラで、しかも傷がつきにくいトップコートも人気の秘訣です」と加えた。
アレックスさんは、ジェリーネイルに使われる韓国のジェルは「みずみずしい質感」で、透明感のある色を再現することができると解説。彼によると、カラーをレイヤードさせることで発色が混ざり合い、ぼやけたような立体感のある絶妙な発色が生まれるのだそう。「色をどのように重ねて混ぜるかが重要です。自由な発想で楽しめるからこそ、多くの人を魅了するトレンドになっているのです」とアレックスさん。
“ジェリーネイル”は爪に優しい?
複数のネイル専門家たちによると、多くの韓国産のジェルは有害と考えられる成分の配合量が少ないのだそう。たとえば、ジェルやポリッシュを爪に密着させる成分のHEMA(メタクリル酸2-ヒドロキシエチル)は、アレルギー反応を引き起こすとして近年避けられている成分のひとつ。韓国の人気ネイルブランドのひとつである「Kkookie Nail Supply」は、「私たちの製品のほとんどはHEMAフリーです。やむを得ずHEMAを含む製品については、安全規制の範囲内である20%未満に抑えています」と説明。アレックスさんによると、この基準のおかげで韓国のジェルは最も健康的な選択肢のひとつと考えられている。ジェルの使用量が多くても、“ジェリーネイル”は通常のジェルネイルと変わらない負担で楽しめそう!
“ジェリーネイル”をオフする方法
“ジェリーネイル”は、自爪がある程度伸びて根元が見えてきたら、通常のジェルと同じようにアセトンベースのリムーバーに浸してキューティクルプッシャーで削ってオフすることができる。爪を痛めてしまうリスクがあるので、どんなジェルネイルもネイルサロンでプロに相談してからオフするのがおすすめ。ネイリストはドリルを使用して“ジェリーネイル”をオフする場合もあるけれど、セルフでドリルを使用するのは危険なので避けて。
“ジェリーネイル”のお手本デザイン8選
ここからは、編集部おすすめの“ジェリーネイル”のデザインをご紹介! トレンドのネイルをいち早く取り入れて、指先から周りと差をつけて。
デザイン①:“ジェリーネイル”×ニュアンスアート
偏光ラメのベースに、繊細な花びらが浮いたような“ジェリーネイル”。カラーをホワイトに統一することで、おしゃれなのに儚げな存在感が手に入りそう。
デザイン②:“ジェリーネイル”×マグネットカラー
シンプルなマグネットカラーに“ジェリーネイル”の質感をプラスしたら、ランダムにきらめく光が手もとをきれいに見せてくれるモテネイルが完成!
デザイン③:“ジェリーネイル”×フレンチ
“ジェリーネイル”に少しだけひねりを加えたいときは、トランスペアレントなヴィヴィッドカラーでフレンチラインを引くのがおすすめ。
デザイン④:“ジェリーネイル”×マーメイド風アート
貝殻や水面を“ジェリーネイル”の立体感で表現した涼やかなネイルで、バカンスを謳歌しよう。
デザイン⑤:“ジェリーネイル”×ガラス風デザイン
美しいガラスの模様を輝きをそのまま指先にまとったような“ジェリーネイル”は、まるでアートピースのよう♡
デザイン⑥:“ジェリーネイル”×チークネイル
引き続きトレンドにINしているチークネイルは、ベースやチークカラーに透明感のあるジェルを使うことで“ジェリーネイル”の今年っぽさを併せ持った仕上がりに。
デザイン⑦:“ジェリーネイル”×レオパード
秋冬のイメージが強いレオパード柄も、“ジェリーネイル”のテクスチャーをミックスすることで一気に爽やかな印象に! 潔いクリアベースも“ジェリーネイル”と高相性。
デザイン⑧:“ジェリーネイル”×オーロララメ
オーロラカラーのフィルムやラメを大胆に配した“ジェリーネイル”は、ジュエリーに負けない存在感で手もとを彩ってくれそう。