細かく刻んだきのこを挽き肉に見立てた、ボリュームのあるピリ辛スープです。春雨でボリュームを出すことで、中華麺ほど重たくなく、さらっと軽やかに食べられます。料理研究家の有賀薫さんに大好きな食材とそれを使ったレシピを教えてもらいました。
■“精進坦々スープ”のつくり方
◇材料 (2人分)
春雨:30g
好みのきのこ3種:250g(しめじ、椎茸、舞茸、えのき茸、エリンギなど)
長ねぎ:1/3本分(みじん切り)
生姜:1片分(みじん切り)
胡麻油:大さじ1
酒:大さじ1
砂糖:大さじ1
味噌:大さじ2
白すり胡麻:大さじ1~2(黒胡麻でも可)
ラー油:適宜(好みで)
(1)きのこを刻む
きのこは細かく刻む。
(2)炒める
鍋に胡麻油、ねぎ、生姜を入れて中火でさっと炒め、①を加えて酒をふりかけ、蓋をして3分蒸す。きのこから水分が出てしんなりしたら水600mlを加え、煮立ったら砂糖と味噌で調味する。
(3)仕上げ
②に春雨を加えて3分ほど煮る。春雨が柔らかくなったら胡麻を加える。器に盛り、好みでラー油をかける。
――教える人
「有賀 薫 料理研究家」
2011年より毎日SNSでスープのある生活を発信。スープから始まるライフスタイルを提案している。実験イベント“スープ・ラボ”はじめ、スープをテーマにしたイベントを多数主催。著書に『スープ・レッスン』(プレジデント社)、『有賀薫の豚汁レボリューション』(家の光協会)、『私のおいしい味噌汁』(新星出版社)など多数あり。
この記事は『四季dancyu 2023 冬』に掲載したものです。
文:佐々木香織 写真:安彦幸枝