PGAツアーは1月の第1週からハワイで開幕。緒戦のザ・セントリーでは松山英樹が優勝するなど、日本でも話題の多い年明けとなった。ハワイは、昨年11月のLPGA・ロッテ選手権でも訪れており、約2ヶ月の間に2回訪れる機会に恵まれたのだが、コロナも落ち着き大勢の観光客が戻ってきている。
ハワイは“虹の州”という別名もあるほど虹がよく見られる。頻繁に発生するだけではなく、ハワイの虹は熱帯の太陽が照らして現れるので形と色がクッキリしているのも特徴だ。
ハワイ州の車のナンバープレートには虹があしらわれているし、地元料理ロコモコで有名なドライブインの名前はそのまま「レインボー・ドライブイン」だ。そのほかにも虹は至るところに見られる。
今年のソニオープンの最終日、松山のスタートホールは雨に降られたが、西の空には虹がかかった。ちょうど1番ホールのフェアウェイ方向にかかった虹を潜るように打っていくティーショットは気持ちよかったのではないだろうか。
また、昨年11月のロッテ選手権最終日、夕方に今度は東の空にかかった虹は、18番をホールアウトする選手を見送るゲートにも見えた。そんな空をバックにグリーンを下りる西村優菜も、虹を見てにっこり。写真を撮るこちらもにっこりだ。
さて、虹は雲の上からでも見える。飛行機の影が雲に映ると、その周りにまん丸い虹が見えることがある。“ブロッケン現象”と呼ばれる虹だが、いつ、どこで見ても虹ってワクワクしてしまう。
みなさんはどんな虹を見ましたか?
フォトグラファー 田辺安啓 (通称JJ)
●たなべ・やすひろ/1972年生まれ、福井県出身。ニューヨーク在住。ウェストバージニア大学卒業後、ゴルフコース、テレビ局勤務を経験し、ゴルフを専門とするフォトグラファーに転身。ツアーのみならず、コースやゴルフ業界全般に関わる取材も行なっている。