以前住んでいた賃貸住宅での出来事です。当時は第1子の子育て中でバタバタと慌ただしい日々を過ごしていました。隣人の方とは特に付き合いも無く挨拶程度の中でしたが、以前から足音や夜間の騒音など気にはなるものの、こちらも夜泣きなどで迷惑をかけることから我が家では「お互い様」と考えて特に苦情などはいれませんでした。
何気ない会話から嫌がらせが始まり……
ある日「うるさかったりしたら直接言ってください」と隣人に直接言われ、当たり障りなく「お互い様ですから」と伝えました。すると、その日からかなり酷い騒音と生ゴミこちらの敷地に捨ててきたりと嫌がらせが増えていきました。日中は子どもと2人きりのため防犯面でも不安だし、第2子妊娠中でしたが急遽引越ししました。
何がいけなかったのか分からずにいましたが、落ち着いたころ、当時の大家さんから連絡があり、隣人は周辺住民から騒音の苦情が凄い事を教えられ、こちらも隣人とのやり取りを話すと「もしかしたらあなたが苦情を入れていると思って嫌がらせしてたのかも」との事でした。引越ししてもう関わりもないですが、嫌なトラブルに巻き込まれたなと未だに思い出します。
◇ ◇ ◇
隣人までは選べない事から危険を感じるような事があった場合、早々に引っ越しを検討しても良いのかもしれないと思いました。警察にも相談し、巡回も増やしてもらえましたが自分や子どもに何かあってからでは遅いと思うからです。こちらが苦情を言ったりしなくてもトラブルに巻き込まれるなんて思いもしなかったのですが衝撃的な体験でした。
著者:中川 香澄/30代女性・主婦。三兄弟を育てる専業主婦。あまり人と争いたくない小心者タイプです。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)
ベビーカレンダー編集部