娘が年長のころ、仲良しのお友だちのお家に遊びに行ったときのお話です。性格の違いなのか、少し驚いた出来事がありました。
仲良しのお友だちからのお誘い
ある午前保育の日、幼稚園の帰りに「午後からうちに遊びに来ない?」とママ友からお誘いがありました。そのママ友とは、年少さんからの付き合いです。始めは子ども同士が仲良くなり、その後お友だちのママとも気が合って仲良くなりました。家は近いのですが、今までは公園で遊ぶことが多かったのでお家へのお誘いは初めてです。
午後から予定もなかったので喜んでお邪魔させてもらうことにしました。昼食後、手土産を購入してからお友だちのお家へ。お友だちには妹ちゃんがいるので、3人でお人形さんごっこをしたり動画を見ながらダンスしたり、持参したケーキをみんなで食べたり、私もママ友とたくさんお喋りができて、とても楽しい時間を過ごしました。
戸惑うことが起こったのはこの後でした……。
突然のママ友の行動に困惑
ふと時計を見るともう17時過ぎ。いい時間なのでそろそろ帰ろうかと娘にお片づけを促そうとしたとき、ママ友が立ち上がりキッチンへ行きキャベツをきざみ始めたのです。
え、もしかしてもう夕食作り始めちゃった!?と思った私。慌てて「長々とお邪魔しちゃってごめん!もう帰るね」とママ友に伝え、「ほら片づけて」と娘に声をかけました。するとママ友は「子どもたちは遊んでるしまだ大丈夫よ。仲の良い友だちが来てくれるときはいつもこうやって夕飯作ってるから。だからゆっくりしててね」とあっけらかんと言うのです。
私も夕飯を作る時間が迫ってきているのでそろそろ帰らなければなりません。ママ友が仲の良い友だちと言ってくれるのはうれしいのですが、なんだか帰りづらくなってしまいました。かといって夕飯作りを手伝うのもおかしい気がして、ママ友が料理をしている間は1人で落ち着かない時間を過ごしました。
家族のように対応してくれたようにも感じましたし、ママ友の言葉にけして悪い気はしませんでした。ただ、どうしたらよいか気を遣ってしまったのも本音です。家に友だちが遊びに来てくれたときなどは、相手に気を使わせないよう、最初におひらきの時間を決めておいたり、言動に気を付けたりしようと思った出来事でした。
著者:堂本ちか/30代女性/2015年1月生まれの娘と2022年11月生まれの息子、年の差きょうだいのママです。お調子者の娘とおバカな息子のかわいさに癒されながら毎日育児奮闘中です!
イラスト:たかだきなこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)
ベビーカレンダー編集部