「謙虚」などの言葉に使われる「謙」に、送り仮名「る」を付けた「謙る」。読めそうで読めない「謙る」ですが、もちろん「けんる」ではありませんよ。
【謙る】なんて読むか知っていますか?
「謙」は音読みだと「ケン」と読み、「謙虚」や「謙遜」など、『控えめにして人にゆずる』という意味の漢字です。「謙」を使った熟語は身近ですが、意外と知られていないのが「謙」の訓読みです。
「謙る」の意味は、『相手を敬って自分を控えめにする。謙遜(けんそん)する。卑下する。』です。「謙遜」と言えば、敬語の一種である「謙譲語」はまさにその姿勢を表現する言葉です。
謙譲語とは、自分が「○○○○る」ことで相手への敬意を示す表現ですよね。
「謙る」の読み方、思い付きましたか?
【謙る】の読み方の正解は…
=「へりくだる」でした!
「へりくだる」という「謙」の訓読みですが、実は「謙遜」の「遜」も「遜る」と書いて「へりくだる」と読みます。同じ意味の漢字を重ねていることから、「謙遜」は『へりくだること』という意味をより明確にしていることがうかがえます。
まとめ/meiko 参考:/デジタル大辞泉(小学館)