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贅沢を敵ではなく味方に! 《元ホステス・藤島佑雪が教える開運↑美女になる方法》

  • 2025.1.27

贅沢は敵、ではなく味方です。贅沢というものは、すればするほど運気を高めてくれます。そんなことを言うと「佑雪さんは稼いでいるから贅沢ができるんでしょ?」とおっしゃる方もいるでしょう。確かにそういうときもありました。でも、そうじゃないときもありますし、いいときにだって波はあるものです。

そして、わたくしにとっても、“贅沢”の内容がハイブランドのものを身にまとうことだったり、プライベートな船での旅行や星付きレストランでのお食事というような、わかりやすいものを指していた時代もありました。若いときはどうしても、自分の手のなかに“ない”ものへの憧れがありますからね。

ないものを手にして気を“澄ませる”習慣づけを

フランス、ヴェルサイユの離宮のひとつで、王妃マリー・アントワネットの小トリアノン宮殿(プチ・トリアノン)は、王妃がもっとも愛した場所だとされる。写真は離宮を囲む「王妃の村里」。Photo _ Raphael GAILLARDE/Gamma-Rapho via Getty Images
The Secret Realm of Marie Antoinette's Petit Trianon in Versailles, France on 12th May, 2006.フランス、ヴェルサイユの離宮のひとつで、王妃マリー・アントワネットの小トリアノン宮殿(プチ・トリアノン)は、王妃がもっとも愛した場所だとされる。写真は離宮を囲む「王妃の村里」。Photo : Raphael GAILLARDE/Gamma-Rapho via Getty Images

実際、占いのご相談を承って感じるのは、人は誰しも“ないものねだり”な生き物だということ。99持っていても、1の“ないもの”が欲しくてたまらないんです。“ないもの”こそが、その人にとっての贅沢なんです。だからこそ、“ないもの”に焦点を定めて落ち込んだり、自分を責めてしまったりもするわけです。

そして“ないもの”は人によってさまざま。マリー・アントワネットは農村暮らしへの憧れからプチ・トリアノンをつくり、千利休が天下人をもてなすために選んだ場所は極小の侘びた茶室でした。お城に住む人々にとっては小さくて質素な空間が“ないもの”、つまりは贅沢だったし、それらを手に入れることで心を満たしていたのです。

そして、“ないもの”って手に入れたら、満たされるんですよね。ところが、人間の能力とはすごいもので、すぐにまた別の“ないもの”を見つけてしまいがち。それでもひとまず、手に入れたその瞬間は満たされて幸せを感じられる。たとえ「念願の南の島に来てみたら、写真の方がきれいだった」としても、実際に来たことで気が済んで納得はできるはず(ちなみにわたくしは、“気が済む”の“済む”って“澄む”もしくは“清む”だと思っています)。すると気持ちが、最低でもフラットに。よければハッピーに上がりますでしょう? このときの感覚がすっごく大事ですし、また、大事にしてほしいと思うのです。棚のホコリと一緒で、マイナスな“気”はこまめに除いて、常にクリーンな状態を保っていただきたいのです

開運とは自分の気持ちがハッピーになること

こちらの連載では“開運”を扱っていますが、運気がよくなるって、大金持ちになるとか仕事で成功するとかいい恋をするとか、そういう目に見える現象そのものというよりも、その結果、自分の気持ちがハッピーになることだと思うんです。そんなにお金がなくても、恋をしていなかったとしても、お腹が空いていても、自分自身が「幸せ」だと感じてたら、運気はいい。逆に恵まれているように見えても、その人自身が幸せを感じてなかったら、運気がいいとは言えませんよね?

そんなわけで、改めて贅沢のすすめについてです。「油田を掘り当てたい!」みたいな、今すぐ自分で実現できないものに目を向けると“ないもの”が拡大するだけ。なので、わたくしは常に、今すぐ満たせる“ないもの”に目を向けて、自分をハッピーな状態にもっていくことをおすすめしたいのです。

わたくしが日々に取り入れている実例をお伝えしますね。原稿を書いているとチョコレートがほしくなるんです。ただ、太りたくない。ということでカカオ成分の高いチョコレートを買い置きして食べていたんですが、わたくしの渇望していたのは甘いミルクチョコレートだったんです。ハイカカオでは満たされない。そこで思いきって、デイリーなおやつにも、まあまあなブランドのボンボンショコラを常備する決断をしました。すると、ちゃんと満足できるようになり、仕事の意欲も出て、毎日が楽しくなりました! 気分が上がれば、ヨガにだってサボらずに行けるようになりますし、エレベーターの代わりに階段で上り下りができる日も。おしゃれにも気合いが入るし、臨時収入もあったりして、なんだかんだでいいことづくめ!

あとはそうですね。イライラしてるときって、自分を取り巻く空間の“気(地球に満ちるエネルギー)”が濁っていて、新鮮な空気が“ない”状態だったりするので、窓を開けて空気と“気”を取り込んだりもしています。

そういう意味では、もちろん、あなたにとって今すぐ満たせる“ないもの”がハイブランドのジュエリーを買うことだったりしてもいいんです。極論、なんでもいいのです。自分の“気”が澄めば。確かに大きくお金を遣うような、いわゆる贅沢をすれば、一気に気が入れ替わったりもするんです。そういう効果はやっぱりあります。ただ、そんな一攫千金で運気を上向かせられる機会って、そうはありませんし、運気って、コツコツ積み立てて上向きにしていくものですから今年はひとつ、そういうつもりで小さな贅沢を積み立ててみてくださいね年末には人生が相当、上向いているはずですから。

プロフィール

藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)

銀座のクラブのホステス。占い師・開運アドバイザー。著書『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。個人鑑定はこちらから。

Text: Yusetsu Fujishima

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