結婚式は、結婚するふたりだけでなく、両家の親にとっても特別なもの。結婚挨拶や両家顔合わせなど、親が関わるシーンも多くありますが、結婚式の準備に関してはどの程度関与しているものなのでしょうか。今回は、結婚式を実施した・もしくは結婚式場へ予約をした子どもがいる親434名にアンケ―トを実施。その結果をご紹介します。
親の4人に1人は子どもの結婚式準備に関わっている
まず、子どもの結婚式準備にどの程度関わったか聞いたところ、
・たくさん関わった……2.3%
・ほどほどに関わった……22.6%
・あまり関わらなかった……42.2%
・全く関わらなかった……32.9%
という結果に。
「たくさん関わった」「ほどほどに関わった」をあわせると24.9%となり、昨年とほぼ横ばいであることがわかりました。
また、父親と母親の割合を比べてみると、父親の関わりが21.8%に対し、母親は27.9%と6.1pt高く、母親がより結婚式準備に関わっていることがわかります。
ブライダルフェアへは半数以上が「一紙に参加しなくてもよい」と回答
次いで、結婚式場の見学やブライダルの参加について、どのように感じているか聞いたところ
・お子様と一緒に参加してみたかった……16.6%
・どちらでもない……28.1%
・お子様と一緒に参加しなくてもよい……55.3%
という結果に。
「参加しなくてもよい」と考えている親が半数以上であることがわかりました。また、父親・母親比では父親が12.1%なのに対し、母親は21.0%と差は大きく、母親のほうが見学やブライダルフェアに一緒に参加したい気持ちが強い傾向がみられました。
■参加してみたい
・一生に一度のことなので参加して見たかったと思いました。(父親、息子)
・時代によって違いがあると思うので、現状を知りたかった(母親、娘)
■どちらでもない
・本人たちの気持ちや希望を最優先するべきだから。(父親、息子)
・ふたりで相談して準備していたので 相談された事について意見を言うくらいでちょうどいいと思う。(母親、娘)
■一緒に参加しなくてもよい
・主役は本人なので親としては静かに見守るのがいい。 (父親、息子)
・子どもが決める事であって、親は参加しなくてもいいと思うから。(母親、娘)
準備で話し合う内容で最も多いのは「招待するゲスト」
結婚式の準備の中で、子どもとよく話しあった内容について聞いてみると、最も多かったのは「招待するゲスト」で51.1%でした。次いで多かったのが「結婚式費用」で39.3%でした。結婚式で親族を招待する場合、誰を招待するか、どこまで招待するかなどを自分の親に相談しているケースが多いと考えられます。
結婚式をやる・やらないは「どちらでもいい」が最多
結婚式に対してどう考えるかを聞いたところ
・行うべき……35.7%
・どちらでもない……55.8%
・行わなくてもいい……8.5%
という結果になりました。
昨年と比較すると、「結婚式は行うべき」の割合が3.8pt増加。また、結婚式は行うべきと回答した理由は「思い出・記念になるため」が最も多く、次いで「けじめ」が多い結果となりました。
「どちらでもない」の回答では「本人次第」や「子供が決めることだと考えていたから」という意見が見られ、「行わなくてもいい」の回答では「経済的に負担となるなら挙げなくてよい」や「費用が高い」など、金額面を懸念される意見が見られました。
親の7割以上が結婚式の費用を援助
続いて、結婚式費用を援助したかどうかを聞いたところ、「援助あり」が77.2%、「援助なし」が22.8%という結果に。7割以上が子どもの結婚式費用を援助していることがわかりました。
さらに、援助した費用について聞いたところ「50~100万円未満」が25.7%と最も多い結果となりました。次いで「100~150万円未満」で24.8%、「50万円未満」が19.4%となり、援助額は50~150万円がボリュームゾーンであることがわかりました。
親が結婚式準備にどのくらい関与するかは、それぞれカップル次第ですが、ふたりがメインで行う場合も、親の意向は確認しておくのがマスト。結婚式後にトラブルにならないためにも、事前に親と話し合いをして、ステキな結婚式を作り上げてくださいね。
【調査概要】
◆調査方法:インターネット調査
◆調査期間:2024年7月19日~7月23日
◆調査対象:2023年7月ー2024年6月に結婚式を実施した・もしくは結婚式場へ予約をした子供がいる親
◆サンプル数:434名