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旅が終わってもワクワクは続く!人口最少県・鳥取でZ世代が運営するコミュニティスペース&宿泊施設「体験と民泊 もちがせ週末住人の家」「もちがせ暮らしの旅人」の魅力

  • 2025.2.16

地域を旅する際には、ゲストハウスに宿泊することが多い。

旅人やオーナーさんとの交流が楽しいことはもちろん、時にガイドマップには載っていないような「地域の魅力」を知ることもできるからだ。

また訪れたいゲストハウスはどこか?と問われれば、それは数えきれないほどあるのも事実。

しかしながら、鳥取を旅した際に宿泊したコミュニティスペース&宿泊施設「体験と民泊 もちがせ週末住人の家」「もちがせ暮らしの旅人」は、「旅が終わってもワクワクが続く」という他にはない魅力を持っていることもあり、年に1度は訪れる、リピートしたくなる場所となった。

今回は、鳥取のワクワクする仲間が運営するコミュニティスペース&宿泊施設「体験と民泊 もちがせ週末住人の家」「もちがせ暮らしの旅人」、そして関連するオンラインコミュニティ「週末住人コミュニティ」についてご紹介したい。

週末住人への誘い

コミュニティスペース&宿泊施設「体験と民泊 もちがせ週末住人の家」「もちがせ暮らしの旅人」と出会ったのは大学2年生の春休み。

前回の「海士町」の記事にも書いた「ふるさとワーキングホリデー」がきっかけだった。

 

海士町のあたたかな記憶が残るなか、他の地域も見てみたい一心で参加した説明会。偶然にも「島根」の出展ブースの横が「鳥取」だった。

他の出展者に比べて圧倒的に若いメンバーからチラシを受け取ると、そこには「もちがせ週末住人の家」の文字が。

「週末住人」という言葉が新鮮で、かつ現役大学生・大学院生による運営というのもポイント。「面白そう!」という気持ちが抑えられなかった。

ただ、当時は鳥取県内の別のワーホリ先への興味が強く、参加は断念。

しかし心の中でワクワクが疼き、どうしてもその存在を忘れられなかった。

そこで後日、担当の方と相談し、ワーホリ参加者ではなく通常の「宿泊者」として、「体験と民泊 もちがせ週末住人の家」を訪れることにした。

当時募集していたワーホリのチラシ。今でもワクワクした記憶が鮮明に残る。

地域に溶け込むみんなの居場所、ゲストハウス「もちがせ週末住人の家」

鳥取駅からローカル線「因美線」で30分。

2両編成の列車(※ 鳥取では「汽車」という)に乗り向かったのは、山に囲まれたのどかな町・用瀬(もちがせ)だ。

旧宿場町の風情ある街並みを歩くこと数分、「体験と民泊 もちがせ週末住人の家」と書かれた扉を恐る恐る開ける。

すると漂ってきたのは鍋のいい匂い!

訪れたその日は偶然にもみんなで鍋を囲みながら語り合うご飯会「週末なべ部」の開催日だった。

2023年11月に参加した「週末なべ部」にて

挨拶もそこそこに鍋の席に参加すると、そこは初めてながら既に何度か来ているような、そんな落ち着きや安心感で溢れていた。

「どこから来たの?」「最近こんなことがあって……」

常連か初対面か、旅人か地域住民か、運営側か宿泊者か。

そういった肩書は関係なく、1人の「人」として気兼ねなく話せる場。

最初は少し緊張していたものの、鍋を囲み、参加者同士で対話をするなかで、気づけば人見知りな僕でもたくさん話せているし、飾ることのない素の自分を出せていた。

それは一度きりの楽しいだけではない、また来たい、また関わりたい時間だった。

しかしその後は世界的な感染症の影響もあり、また卒論や他の活動の事情もあり、学生時代に「ワーホリ生」として再び訪れることはできないまま卒業を迎えた。

旅が終わってもワクワクは続く!オンラインコミュニティ「週末住人コミュニティ」

それから2年後の2022年春、「note」の海を泳いでいると、たまたま見覚えのある名前の記事に出会う。

\メンバー募集/週末住人コミュニティへようこそ!!

この執筆元こそがあのときの「週末住人」であり、第二の出会いだった。

例えば、毎週金曜日に行われるオンライン交流会「遠くdeさけ部」。

「体験と民泊 もちがせ週末住人の家」「もちがせ暮らしの旅人」への宿泊や過去ワーホリ参加者などを中心とする、週末住人にご縁のある人=「週末住人s」が集い、おしゃべりを楽しむ場だ。

その雰囲気は現地での「週末なべ部」と同様で、新たな人との交流もあり、参加する度に新たな気づきやワクワクを得られるのは嬉しい。

加えて、個人的に嬉しいのが「プチ定期便」。

現地の「週末住人」が鳥取の美味しいものを独自に選び、定期的に送って頂いている。

週末住人の活動が伝わる素敵な手紙も添えられており、離れていても地域を感じられる仕組みだ。

(※ 注:月1,000円の会費を支払う「なかま会員」のみの特典)

さらに、週末住人s主催の対話会やトークイベント、週末住人sが用瀬に集まる「同窓会」など、不定期に様々な企てが行われている。

メンバーが多い関東・関西ではリアルでの飲み会「関東支部会」「関西支部会」が不定期に開かれ、「週末住人s」という共通項のもと、日常では関わることのない方と繋がれるのも楽しい。

離れていても繋がりは続く

旅先で宿泊するゲストハウスはあくまでも「きっかけ」であり、旅が終わっても続く関係性。

それこそがこの「週末住人」の魅力だと、自身も「週末住人s」の一員として思う。

いつしか「帰る場所」へ

こうした繋がりのお陰で、筆者にとってコミュニティスペース&宿泊施設「体験と民泊 もちがせ週末住人の家」「もちがせ暮らしの旅人」は「帰る場所」のひとつとなっている。

距離も遠いため現地を訪れることはハードルもあるが、ここ数年は、年に1度は現地を訪れるようになった。

もちろんオンラインでも楽しい時間を過ごしているが、それでも実際にちゃぶ台を囲んで話し、寝食を共にする時間にはまた違った価値があるのは事実。

「リアルで会うのは初めてだね!」みたいな会話が生まれるのもまた一興だ。

日常にほんの少しの刺激が欲しい方。旅先での交流を通し、楽しい時間を過ごしたい方。

そして、旅が終わっても「ワクワクすること」に関わっていきたい方。

そんな方は、ぜひ一度コミュニティスペース&宿泊施設「体験と民泊 もちがせ週末住人の家」「もちがせ暮らしの旅人」を訪れてみてはいかがだろうか。

ワクワクに溢れる週末住人の皆さんが、きっと温かく迎えてくださるはずだ。

「週末なべ部」以外の日でも、仲間がそろえばちゃぶ台を囲み、みんなでご飯を食べる。この時間が幸せなのだ。

All photos by Nakashin

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