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ブシュロン、“手つかずの自然”をテーマにしたハイジュエリーコレクションを発売

  • 2025.1.27
1878年のアーカイブに残るアザミのブローチを再解釈したネックレスは、デジタル技術を駆使し、輪郭や立体的なフォルム、細部のデザインを忠実に再現しながらも、鋭い印象のジュエリーを快適に着用できるように仕上げている。
1878年のアーカイブに残るアザミのブローチを再解釈したネックレスは、デジタル技術を駆使し、輪郭や立体的なフォルム、細部のデザインを忠実に再現しながらも、鋭い印象のジュエリーを快適に着用できるように仕上げている。

ブシュロン(BOUCHERON)は、「UNTAMED NATURE(手つかずの自然)」をテーマにした新作ハイジュエリーコレクションを発表した。

メゾンが辿ってきた歴史やヘリテージ作品を着想源に、現代的な解釈を加えた「ヒストリー オブ スタイル」コレクションにおいて、クリエイティブディレクターのクレール・ショワンヌがテーマに選んだのは“ネイチャー(自然)”だ。

創業者のフレデリック・ブシュロンは“自然主義的で手つかずの、ありのままの自然”という独自のビジョンをいち早く取り入れた革新的なクリエイションで注目を集めた人物。彼のユニークな視点は、メゾンのアーカイブに見られるツタやアザミ、シダ、マルハナバチといった、素朴な草花や小さな生きものに着想を得た作品に反映されている。

28点の作品からなる今回の新作ハイジュエリーコレクションでは、メゾンに継承される自然観に敬意を払い、過去の作品に新たな視点を加えることで、その世界観を超えた新境地を切り開いた。

大胆で革新的なスタイリングを想定し、作品の多くはマルチウェアラブルなデザインで仕上げられている。

例えばコケモモをモチーフにした豪奢なネックレスは、自由に伸びる枝葉のように形を変えることができる構造のジュエリーへと進化。ネックレスの茎部分はいくつかのパーツに分かれ、取り外しが可能に。自由なフォルムを描きながら身体にしなやかに寄り添うボディジュエリーとして用いたり、それぞれのパーツを小さなブローチとして着用したりすることもできる。

バラの蕾モチーフをイメージしたアイコニックなクエスチョンマーク ネックレスは、自然の植物が持つ複雑で有機的な形状を見事に表現。先端のドロップモチーフのダイヤモンドは取り外し可能で指輪にすることも可能だ。

フクシアの花にインスパイアされたイヤリングは、そよ風に揺れる繊細なめしべの動きが見事に再現されている。アシンメトリーで有機的な形状を再現するため、花びらを構成する細かなパーツはすべて手作業で組み合わされた。

またアーカイブの昆虫モチーフを再解釈した、バリエーション豊かな作品にも注目だ。クワガタをモチーフにしたピースは、ダブルフィンガーリングとブローチの2つのアイテムへと姿を変える画期的なデザイン。ダイヤモンドを敷き詰めたボディに、ブラックラッカーのラインがグラフィカルな力強さを宿している。

夜の蝶(モス)の繊細で美しい姿を描いたブローチは、ヘッドジュエリーとしても着用可能。白とグレーのマザーオブパールをグラデーションで用いた4枚の翅には、脈相を再現するため手作業でエングレーヴィングが施され、神秘的な美しさを表現している。

命ある自然そのままの姿を捉えた、ハイジュエリー作品の生きた百科事典とも言える新作コレクション。その圧倒的な職人技と美の世界に酔いしれて。

問い合わせ先/ブシュロン クライアントサービス 0120-230-441

https://www.boucheron.com/

Photos : Courtesy of BOUCHERON Text : Makiko Awata

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