気づいたらいつも同じ場所にいる、あなたはそんな気持ちが落ち着ける場所がありませんか。他人には理解されなくても、誰でも自分だけのお気に入りの場所を持っているでしょう。自分が疲れたときに無意識に足が向いてしまうよりも、意識して積極的に活用してみてはいかがでしょうか。そこで今回は、あなたが“本当に落ち着ける場所”を心理テストで探ってみましょう。
図形が何に見えますか? 直感でお答えください。
1.テレビ
2.電子レンジ
3.鏡
4.風呂
1.テレビを選んだ人は「静かなカフェ」
テレビを選んだ人は、静かなカフェが本当に落ち着ける場所かもしれません。あなたは気持ちがザワザワしているときには、その場から離れたい人ではないでしょうか。ストレスがかかった原因の場にいるだけでストレスに感じてしまい、自ら静かで落ち着いた場所を求めるかもしれません。
テレビを選んだことは、切り替えの早さが表れています。気持ちが沈むことがあっても、すぐに切り替えて立て直すことができるのではないでしょうか。それでも気持ちの余韻やストレスを処理するために、静かなカフェで落ち着きたいのかもしれません。
何軒もあなたのお気に入りのカフェがあり、普段の生活とは違う空間になっているのではないでしょうか。ゆっくりと過ごしながら心を整えて、再び仕事や家庭などの戦場に赴けるのかもしれません。そんな静かで自分だけの場所を邪魔されると、どんなに普段が穏やかなあなたでも本気で怒るのではないでしょうか。
2.電子レンジを選んだ人は「自分の部屋」
電子レンジを選んだ人は、自分の部屋が本当に落ち着ける場所かもしれません。あなたは自分の家や部屋にいるときが何よりも至福な人ではないでしょうか。お気に入りのクッションや毛布などを使ってゴロゴロしてリラックスするのが好きかもしれません。
電子レンジを選んだことは、変化の弱さが表れています。急に環境が変わったりやることが変わったりするのが苦手ではないでしょうか。臨機応変に対応しようと思っても、何からすればよいか分からないのかもしれません。
いつもと変わらない自分だけの空間に、あなたは安心を覚えるでしょう。そのため自分の部屋の模様替えや新しいものを置くよりも、昔からずっと使い慣れているものの方が好きかもしれません。自分だけの空間に思い出や記憶と共にいることで、気持ちが楽になるのではないでしょうか。
3.鏡を選んだ人は「景色の良いところ」
鏡を選んだ人は、景色の良いところが本当に落ち着ける場所かもしれません。あなたは気持ちが沈んでしまうと、気分転換に高いところに登ることが多い人ではないでしょか。高いところから眺める景色は、悩んでいる自分も小さく見えて忘れさせてくれるかもしれません。
鏡を選んだことは、内省をしやすいところが表れています。内省とは自分の心の中を観察することで、自分と向き合おうとする意志が強いのではないでしょうか。景色の良いところにいくなど、心を大きく動かされるような体験をして自分の心と対話をしているのかもしれません。
高いところだけではなく、海や森、夜景がきれいな所なども好きではないでしょうか。きれいなものを見た感動が心を洗い流してくれるだけでなく、自分の本音に向き合いやすいでしょう。あなたは心を落ち着かせながら、決意ややる気も引き出そうとしているのかもしれませんね。
4.風呂を選んだ人は「トイレの個室」
風呂を選んだ人は、トイレの個室が本当に落ち着ける場所かもしれません。あなたは日頃から些細な刺激でも敏感に反応してしまいやすい人ではないでしょうか。疲れやすいので人の少ない場所で静かに心を落ち着かせたいと思っているかもしれません。
風呂を選んだことは、傷つきやすさが表れています。自分に直接言われなくても、視線や態度で自分を否定されたと思いやすいのではないでしょうか。一度気にしてしまうと考えることを止められず、不安な気持ちが高まりやすいのかもしれません。
普段誰も使わないトイレの個室などで、静かに心を落ち着かせていないでしょうか。静かで狭い空間があなたを包み込んでくれ、肌寒さがあなたの傷つけられた心を冷ましてくれるでしょう。落ち着ける場所があるのは良いことですが、何度も使っていると変に思われてしまうかもしれないので、場所を問わない落ち着ける方法も増やしても良いかもしれませんね。
ライター:Kazuki.W
臨床心理士、公認心理師として、みなさんの心の内側を紹介していきます。自分自身が気がついていない心の中を見ていきましょう!