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キャンプでの焼き芋のつくり方!焚き火やダッチオーブンおいしいレシピ

  • 2025.2.13

アウトドア・キャンプで焼き芋をつくるには?

焚き火をしながら焼き芋もつくれるなんて一石二鳥!焚き火でできた炭を無駄にすることなく、高温でほかほかのおいしい焼き芋をつくりましょう。

【30〜40分】焚き火で焼き芋のおいしいつくり方

昔ながらの「焼き芋のつくりかた」というと、落ち葉を集めて焚き火をする方法がありますが、こうした焚き火ができる場所は少ない上に、火事の心配もあります。また落ち葉を燃やすと大量の煙がでるため、あまり現実的ではありません。

ほかにも石焼き芋専用の鍋などもいろいろ販売されていますが、焼き芋のためだけの機材をそろえるのは正直大変。手持ちのアイテムで簡単においしくつくるとすれば、やはり焚き火台などを使った方法が現実的です。

1.アルミホイルと新聞紙でサツマイモを包む

アルミホイルで包む前にワンポイント!濡らした新聞紙などで包んでから、アルミホイルで巻くことでしっとりと柔らかい食感の焼き芋をつくれます。甘くて、ねっとりと水分が多めの焼き芋をつくりたい方は、この方法を参考にしてください!

1. サツマイモを水でキレイに洗う。
2. 水で濡らした新聞紙でサツマイモを1本ずつ包む。新聞紙がなければキッチンペーパーでもOK。
3. 新聞紙の上からさらにアルミホイルで包む。アルミホイルは隙間がないようにきっちりと巻く。
※アルミホイルは、あえてシワをつけるように包みましょう!そうすることで、直接高熱に当たる部分が減り、アルミホイルが溶けにくくなります。

2.焼く

サツマイモの下ごしらえができたら焼いていきます!焚き火がどの状態になったら、サツマイモを火に入れればいいのかしっかりチェックしてから焼きましょう。


1. 焚き火をはじめてから少し時間をおき、熾火になるまで待つ。

2. 炎が落ち着いたら炭火の近くにサツマイモを置く。

3. 炭火に当たっている部分を回転させながら30〜40分待つ。

4. 火から取り出して、串などを刺し火が通っていれば完成!


燃えている炎の中にサツマイモを入れるのはNG。火が通る前に焦げてしまう可能性があるので必ず熾火の状態になったら入れましょう!

【新聞紙がない場合】
アルミホイルを直接炎に当てると、高温で溶けてしまうので、炎が消え少し時間を置いた熱い灰の中に埋めましょう!アルミホイルなしで焼くと、焦げ目が香ばしいほくほくとした食感の焼き芋ができあがります。

【30分〜1時間】ダッチオーブンで焼き芋をおいしくつくる方法3つ

ダッチオーブンでつくる場合は3つの方法があります。焼き上がる時間も、サツマイモの焼き具合もそれぞれ異なるので、いろいろ試してみてください!

焚き火と同じ方法(50分〜1時間)

1つ目は焚き火でのつくり方と同じ方法。こちらのレシピは蒸し焼き効果で、しっとりとした食感と甘みのある焼き芋ができ上がります。

1. 濡れた新聞紙をサツマイモに巻きつけてからアルミホイルで包む。
2. サツマイモをダッチオーブンの中に入れ、ふたを閉め50分〜60分焼く。
3. 焼き終わったあと、竹串などがスッと通れば完成!

ダッチオーブンに直置き(40分)

2つ目は洗ったらそのままダッチオーブンに入れてしまう方法です。この方法ではほくほくとした焼き芋らしい仕上がりになります!

1. サツマイモの汚れを落とすためよく洗う。
2. ダッチオーブンの底に、焦げ付き防止のためアルミホイルか網を敷き、サツマイモを入れる。
3. ふたを閉めて40分ほど焼いたらできあがり!

石を敷いて焼く(30分〜1時間)

3つ目はダッチオーブンに石を入れて本格的な石焼き芋にする方法です。本格的な石焼き芋に挑戦してみたい方におすすめ!

1. ダッチオーブンに小さめの石を敷き詰め、プレヒート(上下に火を置いて高温に熱する)をしておく。
2. プレヒートし終わったら、石の上にサツマイモを鍋肌につかないように並べる。
3. ふたを閉めて、ふたの上に炭を並べる。
4. サツマイモの大きさによって30分〜60分火にかけ、サツマイモに火が通ったら完成!
石は何でも可能ですが、拾った石だと割れたり匂いがあったりすることがあります。失敗せずおいしい焼き芋をつくるためには、石焼き芋用の小石を購入した方がいいでしょう。

【30分〜1時間】ドラム缶で焼き芋をおいしくつくる方法

なかなかハードルが高いと思われがちなドラム缶での焼き芋ですが、工程を見れば意外と簡単!一度にたくさん焼けるので、みんなでワイワイ楽しめておすすめです。

ドラム缶で釜をつくる

ドラム缶を用意します(ホームセンターなどで手に入ります)。

1. ドラム缶を縦に立てた状態で、1.上部分10分の1、2.元々のサイズの3分の2サイズ、3.下部分の部分で切断し、3等分にする。
2. 切断したパーツを組み替えて、ドラム缶で窯をつくる。真ん中の部分②を一番下に置き、その上に底の部分③をひっくり返した状態で置き、一番上に①の上部分を置く。
3. 3.の部分の底に石を敷いて、釜は完成!
石焼き芋釜の作り方

焼く

ドラム缶の焼き芋窯ができたら焼きましょう!


1. 焚き火は、釜の一番下部分にセットする。

2. 15分ほどサツマイモを転がし、そのあと15分蒸らす。

3. 合計30分ほどで完成。サツマイモが大きい場合は少し時間を置きましょう。

焼き芋で使える便利アイテム

東洋アルミ 石焼きいも黒サンホイル

焼き芋専用のアルミホイルです。片面が黒くなっているので熱の吸収率が良く、短時間で焼きあがります。また、甘みの成分も充分に引き出してくれるため、甘くておいしい焼き芋ができあがるという優れもの!家でオーブントースターなどで焼く時はもちろん、焚き火や炭火でも使えます。
【基本情報】
・サイズ:20cm×3.6m
・作れる焼き芋の数:18本

キャプテンスタッグ 焼きいも用石

天然石が放つ遠赤外線の効果で、普段の焼き芋より一段階上のおいしい焼き芋がつくれます。どんな食材も風味を損なわずに焼き上げられるので、サツマイモのほかにも栗やとうもろこし、ジャガイモなどにもピッタリです。
【基本情報】
・重量:3kg
・材質:天然石

キャプテンスタッグ ミニスコップ

少量の炭や灰を移動するのにピッタリ。思ったより小さめですが、持ち運びにはちょうど良い大きさ。サビに強いステンレス製なので、お手入れも簡単!焚き火以外でも、プランターなどにも使用可能です。
【基本情報】
・サイズ:7.5×27cm
・重量:48g
・材質:ステンレス鋼

ロッジ キャストアイアン ロジック キャンプオーブン

鋳鉄は熱伝導率の高い鉄より石に近く、熱をゆっくりじっくり食材に伝えてうまみを引き出します。そのため石を敷かなくても、石焼き芋のようなできあがりに!ダッチオーブンで手間がかかる「シーズニング」(慣らし作業)はすでに済んでいるためすぐに使えるのもポイント。
【基本情報】
・サイズ:直径25cm
・深さ:8.6cm
・重量:6.6kg
・材質: 鋳鉄

キャプテンスタッグ BBQ用 石焼きいも鍋

遠赤外線効果で料理がつくれる、石焼き料理用の鍋です。天然石が付属しています。また、レシピ集もついているため、石焼き初心者の方でもさまざまな石焼き料理を楽しめます!石焼き料理中は、時折火力や時間を調節するのがポイント。石焼きいも鍋でおいしくホクホクな焼き芋を楽しみましょう。
【基本情報】
・サイズ:幅350×奥行285×高さ180
・重量:1.1kg
・容量:約2kg
・材質: アルスター鋼板

グリーンライフ 火おこし兼用火消しつぼ

火おこし器と火消し壺の用途が一つで完結する商品です。燃え残った炭も、器に保管して次回そのまま利用できます。キャンプでの火おこしはもちろん、家庭で焼き芋をする際に簡単に火がおこせる手軽さも特徴。使用時はかなり高温になるため、耐熱性の手袋を必ず着用しましょう!
【基本情報】
・サイズ:幅17.5×奥行16×高さ25.5cm
・重量:1.12kg
・材質: ステンレス

焼き芋づくり・下ごしらえの裏技

焼き芋づくりに役立つちょっとした裏技を伝授します。いろんな方法で焼き芋を試して、自分にピッタリな焼き方を見つけましょう。

塩を使って下準備

下ごしらえの時にサツマイモを塩水につけるか、薄く塩を塗り込みます。こうすることでサツマイモに含まれているアミラーゼが、塩素イオンと反応して甘味がより際立つ焼き芋に!そのまま、新聞紙やアルミホイルを巻き、焼き上がったら不要な塩を払って食べましょう。

アルミ缶が役立つ!

焼き芋をしたいけれど、アルミホイルも新聞も石もない。そんな時に使える便利グッズがアルミ缶です。空になったアルミ缶のプルトップが付いている面を缶切りで開けます。あとでふたにできるように完全に切り離さないでおいてください。

あとはサツマイモを缶に入れて、ふたを閉めて熾火の中に1時間程度置くだけ。アルミ缶がアルミホイルの役割をし、アルミ缶の厚みと隙間がある分じっくりと火が通るためしっとり仕上がります

なぜ直火で焼いたお芋はおいしいのか

レンジでチンしたサツマイモと、じっくり直火で焼いた焼き芋のおいしさの違いはなんなのでしょうか?実はおいしさの違いは熱の伝わり方にあります。サツマイモは熱を通すことででんぷんが分解されて甘みになっていくのですが、電子レンジの場合温度が急にあがり加熱時間も短いため、でんぷんがあまり分解されません。

一方直火で火を通す場合、時間をかけて温度が緩やかに上げるため、甘みになる成分が充分に引き出せられます。自宅で手軽にレンジ調理も便利ですが、たまには外で時間をかけておいしい焼き芋を食べるのもおすすめです。

アウトドアでおいしい焼き芋をつくろう!

サツマイモは秋から冬にかけてが旬ですが、今はいろいろな品種があり、いつでも手に入れることができます。バーベキューやキャンプの時に持っていけば、熾火に置いておくだけでおいしい焼き芋に変身してくれる手間いらずの食材です。アウトドアで食べる焼き立てのお芋は、お店で買ったものとは違った格別の味。ぜひ、今年の秋キャンプや冬キャンプで試してみてください!

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