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感染対策のポイントは「丁寧な歯磨き」と「乾燥防止」。口腔衛生についてヨコデンタルクリニック院長の横引先生にお伺いしました。

  • 2025.1.27

さまざまな感染症の流行を耳にする今冬。
実は、感染症の予防には、口腔衛生を保つことが重要なんです!
今回は、口腔衛生が感染症に与える影響と、口腔ケアのポイントについて、ヨコデンタルクリニック院長の横引良評先生にお話を伺いました。

口腔衛生が感染症に与える影響

口腔ケアは、虫歯や歯周病を予防するだけでなく、インフルエンザやノロウイルス、肺炎といった感染症を予防するためにも重要です。
口の中には常に300種類以上の細菌が生息しています。
不衛生な状態の口の中では細菌が増えてしまい、飲食によって細菌が腸内に運ばれると、腸内環境のバランスが乱れ、免疫力の低下が起こる原因になります。
そして、免疫力の低下は感染症にかかりやすくなり、さらには感染症の重症化や合併リスクも高まります。

口腔ケアのポイント

感染症にかかりにくくするために、自宅でできる口腔ケアのポイントをお伝えします。
●夕食後か就寝前には念入りに歯磨きをする
口腔ケアには毎日の歯磨きが欠かせません。
食後は口の中の細菌が増えやすくなるため、毎食後に歯磨きをするようにしましょう。
唾液は細菌やウイルスを防御する働きがあるのですが、寝ている間は唾液が減るため、口腔内に細菌が増えやすいです。
そのため毎食後の歯磨きが難しい方でも、夕食後か寝る前の歯磨きは習慣づけるよう心がけましょう。
●口の中を乾燥させないよう気をつける
就寝時と同様に、日中も口の中が乾燥すると唾液が減り、細菌が増えやすくなってしまいます。
咀嚼することで唾液は増えるので、食事の際にはよく噛んで食べると良いです。
また、キシリトール配合のガムも、唾液の分泌を促してくれるのでおすすめです。
さらに口の中の乾燥を防ぐためにも鼻呼吸を心がけ、就寝時にマスクをするのも良いでしょう。

感染症から体を守る口腔ケア

口の中を清潔に保つことは、ウイルスや細菌による感染症の予防につながります。
また感染症の重症化を防ぐためにも口腔ケアは大切です。
うがいや手洗い、マスクの着用やアルコール消毒に加え、口腔ケアも行い、感染症を予防していきたいですね。
また、毎日の適切なセルフケアに加えて、歯科医院で専門的なメンテナンスを受けるとさらに良いです。
良好な口腔環境を保つことで、全身の健康づくりを目指しましょう。

[執筆者]


横引良評先生
ヨコデンタルクリニック院長
歯科医師・社会福祉士・介護支援専門員

1988年生まれ、広島県出身。
2023年に千葉県佐倉市ユーカリが丘・四街道地区にヨコデンタルクリニックを開院。
保険治療からホワイトニング・マウスピース矯正・ワイヤー矯正・審美歯科・インプラント・義歯(入れ歯)・摂食嚥下リハビリテーションなど幅広い治療を提供している。
趣味は、サッカー・フットサル・ラーメン屋めぐり・温泉めぐりなど。

ヨコデンタルクリニック
https://yoko-dental.jp/

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