私は60代の主婦で、娘は2人とも成人しています。これはいまだに度々思い出す、出産時の話です。2人目の出産のとき、自宅で破水。そのときはまだ陣痛もなく、徒歩10分程のところに病院があったので歩いて病院へ行きました。助産師さんたちはとても忙しそうでしたが、歩いて来た私にねぎらいの言葉をかけてくれて、少しホッとして陣痛が来るのを待っていました。しかしいざ出産となると、別の助産師さんにまさかの言葉をかけられたのです……。
配慮のない対応に困惑
やがて陣痛が来て、その後あっという間に陣痛が強まり出産となりました。1人目のときと違ってすぐに痛みが強くなったので分娩台の上で思わずのけ反ってしまったのですが、そのとき助産師さんに 「何してるの? みっともないわね」と言われて困惑。陣痛が強過ぎて何も言えずにいると、今度は先生が入ってきて「どういうつもりなの? なんで救急車で来たのよ!」と物凄い勢いで怒鳴られました。「違います」と答えましたが去っていき、隣の分娩室で同じようなことをまた怒鳴っていました。隣の妊婦さんが必死に謝っているのが聞こえたので、どうやら人違いをしたようです。とはいえ、出産中で大変なときに怒鳴るなんてひどいと感じましたし、間違って怒ったのに謝罪もないのか……とモヤモヤしました。出産は何度目であっても不安がついて回るので、もう少し配慮のある対応をしてほしかったです。
おそらく忙しくて余裕がなかったのだと思いますが、私は忙しいときでも感情的にならず、冷静に相手のことを考えて発言するよう心がけようと反面教師にした出来事でした。
著者:美濃 かこ/60代女性・職業
成人済みの娘を2人育て上げた母。娘たちが小さいときに海外移住した。
作画:森田家
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)
ベビーカレンダー編集部