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【MLB】ヤンキースの元主将ジーター「イチローに投票しなかった記者は説明すべき」と訴える 米殿堂入り、自身も1票足りず満票逃した経験

  • 2025.1.26
SPREAD : デレク・ジーター、イチロー (c)Getty Images

21日(日本時間22日)に行われた米国野球殿堂表彰。今年の殿堂入りメンバーが発表され、イチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が日本選手として初の殿堂入りを果たした。ただ、注目の得票率は99.7%で、満票にわずか1票足りなかった。米国ではこの結果に批判が噴出し、イチロー氏に投票しなかった記者の見識を疑う声が渦巻いた。ヤンキースで活躍し、20年に殿堂入りしたものの、イチロー氏と同じく満票に1票足りなかったデレク・ジーター氏は「記者に説明責任がある」と主張した。

■ヤ軍時代の元同僚が米メディアで言及

イチロー氏に投票しなかった記者は394人中わずか1人。満票での選出はならなかった。メジャー19年間で通算3089安打を放ち、10年連続200安打(04年にはシーズン最多記録となる262安打)をマーク。さらに10年連続でゴールドグラブ賞を受賞したスーパースターに投票しないというのは、どういう考えから来るのか。見識を疑う声、非難する声が渦巻いた。
米紙『ニューヨーク・ポスト』のジョンヘイマン記者は自身のXで「投票しなかった者はどうぞ前に出てきて。このばか者が」と辛らつ。そのほか、多くのメディアやファンが「その判断をどうやって正当化するのか」「投票しなかった者は公表されるべき。公の場で問い詰める必要がある」などと声をあげた。
そんな中、今回のイチロー氏と同じく、1票足りずに満票選出を逃したジーター氏も憤慨。現役時代にワールドシリーズを5度制覇したヤンキースの元主将は、米メディア『Fox News Digital』のインタビューに応じ、「殿堂入りした選手の中には信じられないほど素晴らしい選手がたくさんいますが、全員が100%の票を得たわけではありません。私はそれを期待していなかったし、誰もが自分に投票すべきだったとか、誰もがイチローに投票すべきだったとか、そんなことをここで言うつもりはありません」とした。
その上で「私は公平性が必要だと思います。多くのメディア関係者は、我々アスリートに対して責任感と説明責任を求めてきます。それならば、彼ら自身も同じことをすべきだということです。私は投票に関する質問をされるたびにうんざりしますし、もう記者自身がその質問に答えるべきだと思います」と指摘。投票行動について、当事者である記者本人が説明する方が良いと訴えた。
このインタビューを受けて、米メディア『Athlon Sports』は「ヤンキースの伝説的選手デレク・ジーターは、殿堂投票者に対して説明責任を持つよう訴える 彼はイチローを外した記者は名乗り出るべきだと考えている」という見出しを掲げ、ジーターの主張を展開した。
5年前、ジーターに票を入れなかった記者は名乗り出なかった。果たして今回は、どうなるか。

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